2日、埼玉スタジアムで開催されたW杯アジア3次予選初戦=北朝鮮戦は、後半ロスタイムに吉田麻也が値千金のゴールを決め、1-0で勝利を挙げた。試合後、日本代表メンバーに試合を振り返って貰った。主要選手のコメントは下記の通りだ。

李忠成
「すごく難しかったですね。でもこういう中でも結果を出さなければいけないと思います。ボールには絡んでいたいと思いますけど、本番ということで、やはり結果だと思います。これまでと今日とでは違う部分はなかったのですが、なかなか点が入らなくて、最後の最後まで0-0が続いてしまったのは、前線の、前の選手がもっとクオリティを高くしなければならないと思うので、これからもっと努力していきたいと思います」

――最後の最後に決めるのがこのチームの芸風ですね。
「芸風(笑)。す、いや、どうなんですかね(笑)。でも今日はしっかり勝てたので、コンディションを整えてまた次の試合に頑張っていきたいと思います。次のウズベキスタンは今日ほど引いてこないでしょうし、違う戦い方をしてくるでしょうから、もっと自分のプレーが生きると思います」

内田篤人
「ウズベキスタンってここより涼しいのかな? 今日は外国人が湿度がキツイって言う意味がわかりました。もう体が外国人になっちゃった(笑)」

駒野友一
「両サイドは上がるなってハーフタイムにも言われました。カウンターをされることを考えて、片方が上がればもう片方は上がらないというのがチームの決まりなので。相手が引いていたので、中盤までボールがが下がってしまったときに、前に簡単なスペースがなくまっていました。だから、できる限り自分が低い位置でもらってサイドハーフを引き出そうと思っていました。そこでサイドのトップにボールを入れられれば、自分も高い位置には入れるようになりました」

柏木陽介
「(渋い表情で立ち止まった柏木に槙野がちょっかいを出しているのを)おい、拭くな!(とシャツで汗を拭いた槙野を追い払う)。今日は自分の中で反省点が見えました。久しぶりのトップ下ということはありましたし、相手がコンパクトだったというのもありましし、すごく難しいゲームだったけれど、あれを相手の間で受けて(香川)真司みたいにターンできればまた違うと思います。ミスは少なかったと思いますが、いいプレーもありませんでした。やれるとは思いましたが、ただ納得はしていません」

――たくさんチャンスには絡んでいましたよね。
「みんな最初なんで褒めてくれるんですけど、個人的には納得いっていません。まだまだ。今日出たことで本田圭佑さんと比べられると思いますが、自分では買っている部分が少ないと思っていて、その中でも自分の良さを出していこうと思っていたのですが、それが今日はできませんでした」

川島永嗣
「今日はあまり仕事がありませんでした。雨だったけれど、僕にとっては限られた中でちゃんとプレーすることが大事でした。湿気は多かったですけど、僕はフィールドのプレーヤーほど走りませんからね(笑)。次も勝点が取れるようにしっかり準備していきます」

吉田麻也
「コーナーが何回か続いて、相手のマークが曖昧になっていました。シュートは頭を振りすぎて、ゴールマウスのどっちに相手がいるのかわからなくなっていました。アジアカップの初戦もゴールしましたが、追い込まれないと得点力を発揮できないのが課題です。ゴールパフォーマンスをしようと思っていましたが、みんなが来るのが早すぎてできませんでした(笑)」