中居正広がMCを務めるテレビの深夜番組にAKB48が出演した。総選挙で40位以内に入れなかった片山、松原、米沢も出演しており心境を語った。

AKB48選抜総選挙での結果はその後の活動に反映される。1位〜12位は『メディア選抜』としてテレビなどに優先的に出演する。1位〜21位までが『選抜メンバー』でその時期のシングル曲に参加する。22位〜40位が『アンダーガールズ』でカップリング曲に参加できるのだ。選挙結果は40位までしか発表されない。
6月13日の夜11時50分から生放送されたテレビ「カミスン!」(TBS)に総選挙を終えたAKB48のメンバーが16人出演した。その中に40位以内に入らなかった片山陽加、松原夏海、米沢瑠美の3人もいたのである。

MCの中居正広から順位を聞かれると片山陽加が「41位に同率で入っているはずです」と答えて松原、米沢もうなずいて同意していた。彼女達ももちろん総選挙会場の武道館にいたのだが、名前を呼ばれなかったわけである。「呼ばれないからずっとドキドキしてました」と松原夏海が心境を話した。中居が彼女に「まさかの1位とか思った?」と尋ねると「一応気持ちはありました」と笑って答えたが「でも、周りの人が次々と(呼ばれて)いなくなるので寂しかった」と本音も話していた。
アンダーガールズに入れた31位の仁藤萌乃は、前回29位から順位が落ちたことについて中居から聞かれると「入れるだけホントにありがたい」と語っていた。中居はそれに対して40位に入れなかった3人の立場が分からず「歌えないんだよね? 何をするの?」と確認すると「まだ、企画中です!」と3人は明るく答えていた。

総選挙後で選抜入りしたメンバーの声は届くが、アンダーガールズや40位に入れないメンバーがどう感じて何を考えているかわずかながら伝わってきた。中居正広は「順位が決まるのは厳しいけれども、どんな順位でも胸を張って『わたしはAKBのメンバー』だと言って欲しい」と語った。また、この日3rdアルバムから「ポニーテールとシュシュ」とテレビ初公開の「ここにいたこと」を披露してくれた彼女達を見ながら「どんな順位でも個性のひとつとしてとらえて欲しい。その個性を伸ばすのは今後のその方しだいだと思う」とエールを贈った。
中居正広はアンダーガールズの仁藤や40位に入れなかった片山、松原、米沢が出演していることに「今日は歌うんだ!? システムが複雑だね?」と突っ込んでいたが、順位でガチガチに固まらないそうしたチャンスがあることが嬉しそうだった。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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