29日にモスクワで行なわれたフィギュアスケート世界選手権女子ショートプログラムで、1年ぶりの国際大会復帰となる韓国のキム・ヨナが日本の安藤美姫らを抑えてトップに立った。この結果について元五輪メダリストの陳露氏は「審判はヨナびいきだ」と批評した。新民網が伝えた。

 陳露氏は1994年リレハンメル五輪、98年長野五輪の女子フィギュアで銅メダルを獲得、95年の世界選手権では金メダルを獲得した。陳氏は今回の浅田真央、キム、安藤の演技について、自身のブログで評価した。

 陳氏によれば、キムの調子は良くなかったという。一方で安藤は「今シーズンは好調を保っている」と賞賛した。しかし、結果はジャンプを失敗した「調子の悪い」キムが完璧な演技を見せた安藤を抑えて首位に。これについては「審判は本当にヨナびいきだ!」と首をかしげ、「ヨナは好きだが、今日のパフォーマンスはちょっと……」とも記した。

 7位に沈んだ浅田については「マオはどうしちゃったの? としか言えない」と驚くとともに、「地震の影響なのか、痩せて弱々しく感じた。明日はいい演技をして欲しい」と気遣った。

 陳氏は最後に「浅田やキムをひいきする気はない。試合の中で素晴らしい戦いが繰り広げられるのを期待するだけだ」と述べた。(編集担当:柳川俊之)



■最新記事
華僑がプルシェンコ超えた! チャンの快挙に中国メディアも歓喜
安藤は2位、SPでキム・ヨナ首位、浅田7位
フィギュア選手権開会式、日本の震災がテーマに―中国メディア
自信取り戻した…優勝逃した浅田真央にも「花のような笑顔」―中国メディア
地元ギャラリーの熱い大声援で美姫・真央「台湾好き」に―台湾メディア