ミランFWロナウジーニョのフラメンゴ移籍が決定した。フラメンゴは同選手が4年契約を結んだことを明らかにしている。古巣グレミオやパルメイラスとの争奪戦を制したフラメンゴへ行くことが決まり、ロナウジーニョはこれから2014年にブラジルで開催されるワールドカップ出場を目指すことになる。

ロナウジーニョは「ファンで満員のスタジアムを想像することができる。僕にベストを期待してもらって構わない。そのために、僕はブラジルへ戻ってきたんだ。ピッチでのパフォーマンスにより、またブラジル代表のユニフォームを着られるようになることを願っている。ここリオ・デ・ジャネイロではすごくアツく迎えてもらった。サポーターには、僕からの同じくらいの愛情を期待してもらって構わない」と話した。

一方、クラブのパトリシア・アモリム会長は「彼がフラメンゴでプレーしたがっていると感じました。私たちのクラブでプレーすることなく、キャリアを終えることはないとね」とコメント。ミランへの移籍金やロナウジーニョのサラリーなど、金銭面に関する詳細については明かされていない。

2008年7月17日、ミランへの加入を歓迎されたロナウジーニョは、すぐにインテルとのダービーで決勝点を記録し、サポーターの愛情に応えた。おそらく、このシーズンの前半戦が、ミランにおけるロナウジーニョの全盛期だったと言えるだろう。だがその後、ロナウジーニョは特に継続性を失い、MFカカーの売却やレオナルド前監督の就任も、部分的な再生にしかつながらなかった。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督が就任し、FWズラタン・イブラヒモビッチが加わった今季も、ロナウジーニョを奮起させるには至らず。今季限りで契約が満了になること、サラリーが高額であることから、ミランと離別することになった。

ミランはクラブの公式サイトで、ロナウジーニョの売却を発表するとともに、「素晴らしいパフォーマンスへの感謝」を表している。ミランでは公式戦で96試合に出場し、11ゴールをマーク。今季はリーグ戦で11試合に出場したが無得点だった。チャンピオンズリーグでは5試合に出場し、1ゴールを記録している。