14日のセリエA第12節でミランとのダービーマッチを迎えるインテル。ラファエル・ベニテス監督はビッグマッチを前に、かつてのインテルへ戻ることを考えている。中盤をダイヤモンド型にし、何よりもDFマルコ・マテラッツィを先発で起用するかもしれないのだ。

マテラッツィは今シーズン、ローマを下したイタリア・スーパーカップの終盤、ロスタイムを除いて2分間出場しただけだ。最後にスタメンとなったのは、昨シーズンの5月16日のリーグ戦。シエナを1−0で下し、インテルが18度目のスクデット獲得を決めた一戦である。

12日午前の練習で、ベニテス監督はルシオと一緒にマテラッツィを守備陣中央で試している。負傷したワルテル・サムエルに代わり、前節レッチェ戦で出場したイバン・コルドバは、右サイドバックへ移るようだ。その結果、ダヴィデ・サントンがスタメンから外れることとなる。

ベニテス監督はフォーメーションがそれほど重要ではないと強調しているが、ミラン戦では中盤をダイヤモンド型にする可能性がある。ジョゼ・モウリーニョ前監督が昨シーズン、3月まで使用していた4-3-1-2のフォーメーションだ。

エステバン・カンビアッソにベンチ入りできる可能性がある一方で、中盤の底にデヤン・スタンコビッチ、右にハビエル・サネッティ、左にジョエル・チュクマ・オビを置く形となる。ヴェスレイ・スナイデルは、サミュエル・エトーとディエゴ・ミリートの2トップの後ろに入るだろう。

つまり、2009年8月29日のダービーで、ミランを4−0と下したときのインテルにとても似ている形となる。そのときと違うのはオビだけだ(昨年はチアゴ・モッタが出場)。一方でディフェンスは、コルドバとマテラッツィが、マイコンとサムエルの代役となる。