風船にiPhoneとデジカメを載せ、成層圏からの撮影に成功…GPSで回収
アメリカ・ニューヨーク州の父子が、気象用のバルーンにiPhoneとデジカメをくくりつけ、はるか3万メートル上空の成層圏からの撮影に成功したそうです。
以前にも スペインの学生が風船とカメラで撮影 したニュースをご紹介したことがありますが、今回はiPhoneのGPSを利用することで速やかな回収が出来たようです。
地球を見下ろしたスペクタクルな映像をご覧ください。
使用したのは気象観測用の風船。40歳のLuke Geissbuhlerさんと7歳の息子Max君によって、今年8月ニューヨーク州・ニューバーグの広場から打ち上げられました。
iPhoneとデジカメを搭載した容器。マイナス70度に耐えるよう、断熱材や使い捨てカイロを利用しているとのこと。
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もう人の姿が判別つきません。
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雲が近づいてきました。
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ついに雲の上へ。
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成層圏に近づき、空の色も黒くなってきました。
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太陽のまぶしい光。
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そして3万メートルの上空に到達したところで気圧減少により風船が破裂。ここまでの所要時間は70分ほど。
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容器もだいぶ破損しています。
小型のパラシュートを使っても落下速度は最大時速240kmに達しましたが、幸いiPhoneとデジカメは無事でした。
そしてiPhoneのGPSにより、打ち上げ地点より北へ48kmの地点の木に落下したのを確認し、回収に成功したそうです。
打ち上げから着地までの総計は102分。
映像は以下をご覧ください。(かなり揺れるため酔うかもしれません)
他の画像は以下のサイトよりどうぞ。
Brooklyn Space Program
また90分のフルタイムの映像販売や、次のプロジェクトの寄付なども受け付けているそうです。
遠い存在と思われていた宇宙が、個人の力でも身近なものになったことに驚きですね。
なお、 日本では航空法などに抵触 する恐れがあり、許可が必要となる場合もあるそうなので、安易に真似することないようご注意ください。
Weather Balloon Takes a Trek to the Stratosphere
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