「白菜が高い?キャベツでキムチを作ればいい」李大統領の発言が物議

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異常気象により白菜が品薄となったせいで、キムチ作りに大きな影響が出ている韓国。李明博大統領はこれについて軽はずみな発言をしてしまい、国民から反感を買っているようだ。

李大統領は最近買い物に出かけた夫人のキム・ユンオク女史から「白菜が1個1万ウォン(約730円)以上もして驚いた」と白菜の高騰について聞き、大統領府の厨房長を呼んで「白菜が高いから、私の食卓には白菜の代わりにキャベツキムチを出してほしい」と指示したという。

しかし、このニュースが流れると、大統領の「キャベツでキムチを作る」発言に一部のネチズンが激怒。大統領は白菜の高騰でキムチ不足に悩む国民のことを考えて、「私も高い白菜キムチを食べない」という意味だったのだが、逆に批判の声が集まってしまった。

韓国の農水産物流通公社の価格情報では、29日の時点で白菜1個の平均価格は8020ウォン(約590円)。キャベツ1個の最低価格は5000ウォン(約370円)で、最高価格は1万170ウォン(約740円)となっている。

キャベツの価格も決して安くはなく、むしろ高い場合もあることから、ネット上には「白菜やキャベツの価格はそんなに変わらない」「キャベツも高いのに何を言ってるんだ」「庶民感覚が分からないのか」「白菜の代わりにキャベツなんて到底無理!」といったコメントが集まっている。


参照:李大統領の「キャベツキムチ」論争 - 時事ソウル
参照:MB「キャベツキムチ」支持にネチズン「ざわざわ」 - YTNニュース

(文:林由美)

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