ミランへ移籍したFWズラタン・イブラヒモビッチやその代理人のライオラ氏から厳しく批判されたバルセロナのペップ・グアルディオラ監督が、ついに沈黙を破った。

イブラヒモビッチとの関係破たんに関して、「何が起きたかを知るべき人は、それを知っている。私は何を言うべきで、何を言うべきではないかを決めているが、人々にとって関心あるのはチームが勝つことなんだ」と、詳細を明かさなかった同監督は、「すべてはテクニカルな問題から始まった」と話すにとどまっている。

その上で、驚くべきことに、グアルディオラ監督は「その努力や、５つのタイトル獲得を助けてくれたことについて、イブラヒモビッチに感謝している。彼がいなかったら、タイトルを獲得できたかどうかは分からない」と、同選手に対して優しい言葉を述べ、次のように続けた。

「私と働くことに満足じゃなかった彼や、その代理人が言うことは理解している。だが、私は彼らとうまくやっていたよ。ズラタンを指揮するのはうれしかったし、彼からたくさんのことを学んだ。クラブは私に素晴らしい選手たちを用意してくれた。そして私は、チームを勝たせるためにここにいる。選手たちから全力を引きだすためであり、彼らのパーソナリティーを変えるためではない。彼らがどうやって振る舞うべきか、私は何かを主張したくはないね。私は監督であり、誰を起用するか、我々がどうやっていくかを決めるが、私のようにならなければいけないということじゃない。繰り返すが、イブラは私の成長を助けてくれた。我々が勝つのを助けてくれた。私は私の全責任を負うよ」

「イブラは８〜10年前からハイレベルなプレーをしている。私が高いレベルで指揮を執るようになったのは、３年前からだ。苦しむことがあったり、自分にまだ改善すべきことがあるのは理解している。監督の問題だったと言うことができるのも、彼が望むような形で力を発揮させられなかったのかもしれないということも、私は理解している。だが、私は全力を尽くしたんだ。彼は我々と一緒にうまくやったし、ミランでポジションを見つけられることを願っている。彼がリーグ戦に優勝し、夢の一つであり、我々が与えられなかったチャンピオンズリーグ決勝を戦えるように祈っているよ」