フォッジァを率いるズデネク・ゼーマン監督が、かつてのように歯に衣着せぬコメントを残している。27日に発売される月刊誌『Max』のインタビューに応じた指揮官は、イタリアサッカーのさまざまなテーマについて語った。

まず、イタリアを代表する選手たちについては、「(ローマFWフランチェスコ・)トッティは多才な選手で、どこでもプレーできる。15歳のときから、ローマを引っ張ってきた。一方で、(ユヴェントスFWアレッサンドロ・)デル・ピエーロはそこまで不可欠な選手ではない。(サンプドリアFWアントニオ・)カッサーノは才能あふれる選手だが、決定的な存在になったことはない」と話している。

また、過去にユヴェントスで多くのタイトルを手にしたマルチェッロ・リッピ前イタリア代表監督については、「気に入らないのは、ユーヴェでの長いキャリアでカルチョーポリ(不正スキャンダル)に、関与したのではないかということだ」と非難。これについてリッピ氏は、「ゼーマンの言うことには反応したくない」と答えている。

さらに、インテルを率いて昨シーズンのタイトルを総なめにしたジョゼ・モウリーニョ現レアル・マドリー監督にも苦言を呈し、「モウリーニョはインテルでチャンピオンズリーグを制した。アンチ・フットボールでね。ヨーロッパ最高のチームだったというわけではない」と述べた。