バルセロナのペップ・グアルディオラ監督がワールドカップ(W杯)開催地の南アフリカへやって来た。当然のように多くの報道陣の注目を集めた同監督は、W杯について「スペインが優勝することを願っているよ。この世代はベストにふさわしいからね」とコメントした。「この世代」には、多くのバルセロナの選手が含まれている。バルサからは8選手が招集され、新たに加入が決まったFWダビド・ビジャも含めて、6人の選手がスタメンとしてプレーしている。

ビジャが4ゴール、アンドレス・イニエスタが1ゴールと、バルセロナの選手がスペインの全ゴールを記録しているが、グアルディオラ監督は「この代表チームはバルセロナだけではない。ほかのチームの選手たちもおり、彼らはたくさん支えている。スペインはうまく初戦での敗北を乗り越えた」と述べ、次のように続けている。

「ビジャは素晴らしい選手だよ。我々が獲得したから優秀になったのではなく、彼はヒホンやサラゴサ、バレンシアと、どこへ行ってもゴールを決めてきた。代表では60試合ちょっとで42ゴールだ。素晴らしい数字だよ。それに、彼は攻撃面の複数のポジションでプレーできる。来シーズン、バルセロナで家族とともに過ごしやすいと感じ、我々と一緒に素晴らしい日々を送れるように願っているよ」

また、グアルディオラ監督は“彼の”リオネル・メッシにも賛辞を送っている。

「ゴールはそのうち決まるだろう。決定的な場面でね。彼は本当にミスをしない選手だ。メッシが悪いプレーをすることはない。彼はハイレベルな選手だからだ。まだ23歳になったばかりで、別の惑星にいる選手なんだよ。この数日も見てきたが、素晴らしかったよ」

最後に、グアルディオラ監督はMFトゥーレ・ヤヤがクラブを去ったことを残念に思うと述べ、FWズラタン・イブラヒモビッチは残留するとコメント。自身の契約がまだ延長されていないことについても、バルセロナファンを安心させる言葉を残している。