来季のチャンピオンズリーグへの出場権を得られるリーグ4位の座を目指すユヴェントス。現在4位のパレルモとは3ポイント差だが、MFクラウディオ・マルキージオは、この3ポイント差を挽回するだけでは不十分だと話している。直接対決の結果が問題となるからだ。

「今からシーズン終了まで、僕らは単独4位となるために、できるだけの勝ち点を積み重ねなければならない。もしもパレルモ、ナポリと並んでリーグを終えたら、直接対決の結果で、CLに行くのは彼らになるからだ」

前節アタランタ戦で勝利を取り戻し、一息ついたユヴェントスだが、内容は納得させられるものではなかった。サポーターの抗議は次節ウディネーゼ戦でも続くことになるようだ。おそらく、サポーターたちの抗議が収まることは、シーズン終了までないだろう。マルキージオは次のように続けている。

「ファンの落胆は理解している。でも、最も標的とされている(ジョナタン・)ゼビナやフェリペ・メロ、そしてジエゴも、みんなが全力を尽くしている。それは僕が保証できるよ。このユニフォームの名誉のために、誰も身を引いてはいない。僕らはできるだけ良い形でシーズンを終えたいと思っているんだ。サポーターたちと一緒にね」

ヨーロッパリーグから敗退し、ミッドウィークに試合がなくなったため、ユヴェントスはリーグ戦だけに集中することができる。

「試合の準備のために1週間を使えるのは重要なことだ。欧州の舞台を去ってからのローマを見れば分かるだろう。(アルベルト・)ザッケローニ監督の下で、僕らは戦術面をトレーニングしてきた。でも、まだフィジカルやメンタルのトレーニングはできていないんだ。アタランタ戦の勝利は少し息を取り戻させてくれたけどね。パレルモ、ナポリを相手に負けて、3ポイント獲得が絶対だったんだ」

だが、危機を抜け出すには、アタランタ戦の勝利だけでは不十分だ。マルキージオは「残念ながら、何が起きたのかを説明するのは難しい。とても申し訳なく思っている。でも僕はまだ、ユーヴェがミランやローマと同じレベルにあると確信しているよ。彼らはタイトルを争っているけど…」とつけ加えている。