高性能グラフィックカードを搭載した「VSPEC」のオリジナルパソコン
パソコンの快適さは、速度がもっとも大きな影響を与える。言い換えれば、速いパソコンこそがユーザーが求めるパソコンでもあると言って良いだろう。

パソコンの速度といえば、これまで「CPU性能」と思われがちだが、近年はCPUだけでは快適な速さを得ることはできなくなっている。前回紹介したドライブの速度も重要になっているわけだが、それ以上に重要となっているのが「グラフィックス性能」だ。

■グラフィック速度が違う!一体型 vs タワー型
家電量販店で並べられている最近のパソコンは、ほとんどの製品がノート型かテレビ一体型(テレパソ)となっている。それらに対し、高性能なタワー型は、なりを潜めている。テレビ一体型パソコンが普及した背景には、コスト削減と低価格化、省スペース、見ためのスタイルや華やかさなどが大きな理由だろう。

VSPECに代表されるパソコン専門店のオリジナルパソコンでは、いわゆるタワー型がまだ根強い人気を誇っているし、ショップも高性能なタワー型パソコンにこだわりをみせている。

オリジナルパソコンの老舗VSPECの山口氏は、その理由は「一体型パソコンとタワー型パソコンでは、決定的に大きく違う点があるからだ」という。

一体型パソコンは省スペースな本体のために組み込めるPCパーツに制限があり、高速なグラフィックボードを組み込むことができないケースも多い。このため、一体型パソコンの多くは、マザーボードに搭載されたグラフィックチップ(GPU)を使うことになるのだ。

■Windows 7では、グラフィック性能の重要性がアップ
組み込みサイズや消費電力などに制限があるマザーボード上のグラフィックチップと、最新の高性能グラフィックボードとの性能に差があるころは、誰でも理解はできる。

グラフィックスが強化された Windows 7時代の今、グラフィックス性能が操作の快適さに大きな差を与えることは明白と言っても過言ではないだろう。

Windows 7で新たにサポートされたWDDM1.1は、DirectX 10以降のGPUを使用することにより、デスクトップの描画をGPUが処理し、CPUの負荷を減らすことができる。さらに最新のDirectX11に対応したGPUであれば、よりリアルな3Dゲームを楽しむこともできる。

また、Windows 7の特徴でもあるWindowsタッチでは、指で画面にタッチして軽快に操作できるが、これまでのOSにはない様々な負荷が発生する。人気のGoogle Earthやストリートビューも、かなりのグラフィック負荷が掛かるサービスだ。

つまり、Windows 7を使うのであれば、最新のGPUを搭載したグラフィックカードを使ったほうが快適というわけだ。

■84倍速アップ!高性能グラフィックカードの実力
グラフィックカードとしては、AMDのRadeonシリーズとnVIDIAのGeForceシリーズが双璧といえるだろう。
現時点では、DirectX11への対応はRadeonシリーズだけなので、今回は同シリーズの中から性能と価格のバランスがとれた「Radeon HD 5850」を使用して、オンボードGPUと高性能グラフィックカードの実力を比較してみた。

オンボードGPUのテスト環境は、最近、インテルよりリリースされた「Clercdale」で、CPUとGPUが統合された新しい技術を導入している。

●3D MARK VANTAGE/PERFORMANCE


●3D MARK VANTAGE/EXTREME


●バイオハザード(GAME)


いかがであろうか。ノーマル時(オンボードGPU)に比べて84倍速アップと、もはや勝負にならない程の数値が確認できる。

オンボードのPentium DC G6950は従来のマザーボード型グラフィックに比べて格段に機能は改善されていると言われているが、それでもこれだけの差が発生するのだ。

ちなみに、VSPECでおススメのグラフィックカードは、「Radeon HD 5850」とのことだ。

※ CrossFireとは
CrossFire(クロスファイア)は、ATI Technologiesが開発したマルチGPU技術。
グラフィックカードをマザーボード上に複数枚挿入し、複数個のGPUによる並列処理により、処理能力の大幅な向上が期待できる。 同社製チップセットを搭載したマザーボードだけでなく、インテル製チップセットを搭載したマザーボードでも利用できる特徴を持つ。

■こんなに簡単なの?グラフィックボードのセットアップは難しくない
一昔前までは、グラフィックボードのセットアップは多少面倒だったが、Windows 7では簡単にセットアップができる。グラフィックボードをパソコンに差し込んでWindows 7を起動すると、自動的にセットアップが実行され、必要なドライバを組み込みこんでくれるのだ。

万が一、ドライバがOSになかったとしても、インターネット経由または付属CD-ROMからドライバを組み込むだけで済むので、面倒な作業は、もはや皆無と言ってもよいだろう。


Windows 7 の登場以来、Windowsでもグラフィックインターフェイスは大きく進歩している。グラフィック性能により、快適さが違ってくる時代ともいっていいだとろう。デジカメもパソコンもテレビも高画質化が進んでいる。

最新、最速のグラフィックで、高画質・高速な快適パソコンをお望みの方は、エキスパート店員が相談にのってくれるオリジナルパソコンの老舗「VSPEC」を訪れてみると良いだろう。


■オリジナルパソコンの老舗「VSPEC
最強のカスタマイズとサポートを提供するパソコンショップ。コンセプトは「Give You Real Permission(一人一人に夢と理想を)」。夢と希望のあるプロダクツクオリティとサービスおよびシステムを提供し続けている。


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