23日の月曜日、マンハッタンで行われたワールドシリーズ公式映画の試写会会場に現れたブライアン・キャッシュマンGMが、フリーエージェントとなった松井秀喜ら3選手について、まだ交渉に入っていないことを明らかにした(11月24日付公式HPなど)。

 キャッシュマンGMによると、スカウト会議は行ったが、選手の代理人らとはまだ話をしていないという。時期が来たらGMはまずジョニー・デイモン、松井、アンディ・ペティートらヤンキースの選手と交渉にはいってから、その他のフリーエージェントと話し合うと述べた。「うちの選手と最初に話し合うのが礼儀。その上で、球団の意向を伝えたい」

 GMは来週、オーナーと来季の総年俸について話し合う予定だが「昨年ほど高額にはならないだろう」と述べた。「はっきりした額が決まってからでないと、来季の構想を固めることはできない」

 構想には左翼手に松井かデイモンのどちらを持ってくるかという問題も含まれている。「左翼をどうするか、デイモンを残すか、オースティン・ジャクソンを昇格させるか、それとも外部から持ってくるか」 松井については「彼が何を望んでいるのかわからない」と述べた。