KDDI社長兼会長 小野寺氏が語る!「ガンガンメール」をはじめる理由
KDDI株式会社 代表取締役社長兼会長 小野寺 正 氏 |
電気通信事業者協会が2009年10月7日に発表したリリースによると、9月の携帯電話の純増数はソフトバンクモバイルが2ヶ月連続で首位だったが、8月に3位だったKDDIは首位に小差で迫る2位にまで浮上してきた。そんなKDDIが新たな一手を打ってきた。
KDDIは2009年10月19日、ザ・プリンス パークタワー東京 地下2階「コンベンションホール」において、au新製品の発表会を開催した。発表会では、au携帯電話の秋冬モデル20機種とともに、新しいサービスも明らかとなった。
KDDI株式会社 代表取締役社長兼会長 小野寺 正 氏は、以前よりauらしさとして「イノベーティブ」「デザイン」「ユーザビリティ」「使いやすさ、選びやすさ」という4つの価値を大切にしながら商品作りをしていくことを約束してきた。このauらしさを柱にして時代を先取りし、ユーザーの新しいライフスタイルを創造していくことに常にチャレンジしてきたのだ。
KDDI株式会社 代表取締役社長兼会長 小野寺 正 氏 |
小野寺氏は「4つの価値のうちのひとつ『使いやすさ、選びやすさ』にフォーカスし、新しい料金について説明いたします。」と、新サービスについて説明した。
auは今年の夏から2つの390円の料金プランを提供しており、ユーザーに非常に好評を得ているという。ひとつは月額390円で3人まで通話し放題の「指定通話定額」であり、もうひとつは月額390円から使用することができる「ダブル定額スーパーライト」だ。
「指定通話定額」のユーザーは140万人、「ダブル定額スーパーライト」のユーザーは120万人を突破し、この2つの料金プランがユーザーに受け入れられたことが、8月と9月の携帯電話の純増数アップに繋がったというのだ。
2008年8月より提供中の「auまとめトーク」に加えて、マイライン回線でKDDIを利用しているユーザーに対し、auケータイとのセット割引「auまとめライン」の提供を11月より開始する。しかし、今年のauはそれだけでは終わらない。
「ご好評いただいている指定通話定額ですが、時間帯の制限を外し、24時間通話無料にしたことがお客様に受け入れられた理由だと考えます。そこで、auは通話だけではなく、新たにメールに関する制限を外すことで、お客様にご満足いただける料金を提供いたします。」と、新サービスが如何に素晴らしいサービスであるのかを強調した。
第三者機関のMMD研究所の調査によると、「メール送受信無料サービスにおいて不満に感じる制限は何ですか?」という問いに対し、下記の結果を得た。
・携帯会社が違う場合、有料になること 54%
・容量の大きさによっては、有料になること 51%
これらの結果を踏まえて、auは「ガンガンメール」を提供する。「ガンガンメール」は誰とでも写真や動画を添付してもメールが無料になるというサービスだ。
小野寺氏は「今までのメールは、画像や動画を添付すると、料金が気になるサービスでした。しかし、『ガンガンメール』の登場によって、送信先や添付容量にかかわらずEメールがすべて無料になります。」と、新プランの魅力を強調した。
『ガンガンメール』では別途『ダブル定額』などのパケットプランに加入する必要がなく、誰でも安心して利用することができる点が大きな特徴だ。
プレゼンの最後に小野寺氏は「料金と新サービスとが一体となって、今後もお客様に魅力的な提案をしてまいります。」と、モバイル事業の戦略を締めくくった。
auは今後も、ユーザーに満足してもらえる新しい提案をしていきたいとしている。
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