人気絶頂のお笑いコンビ「はんにゃ」が4月7日のテレビ「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングのゲストで出演した。
司会のタモリから、お決まりの「イジリ」攻撃を受けたがこれも人気芸人の証しだ。
トークの中では「はんにゃ」の名前の由来を話した際に、逆にタモリから驚くべき事実を知らされた。

「はんにゃ」(吉本興業)は金田哲(かなださとし)、川島章良(かわしまあきよし)からなるお笑いコンビである。結成は2005年でオリエンタルラジオらと同期となる。
オリラジは異例の早期ブレイクを果たしたが、はんにゃもここに来て中高生らを中心に急速に人気が高まっている。

ネタはヘタレ役の金田と、先輩役の川島という設定で行われるコントが得意だ。
中でも「ズクダンズンブングンゲーム」は秀逸で初めは金田の独壇場だったが最近では川島も彼なりの踊り?を身につけて見せてくれる。
かなり濃いキャラの金田と地味なキャラの川島というイメージだった昨年から比べると川島のキャラにいい味が出てきて「オードリー」の春日と若林のようなバランスになってきた。

つるの剛士からの「友だちの輪」としてテレフォンショッキングに出演したはんにゃは憧れの晴れ舞台に出られて最初からハイテンションで飛ばしている。
タモリは芸人の彼らへ歓迎として「(お祝いの)花が少ないね」「電報は自分で読んで」などと冷たくあしらい盛り上げた。
はんにゃ金田は「はんにゃ」と名づけた理由を聞かれ、当初は「写楽」か「般若」で迷っていたが結局ひら仮名で「はんにゃ」に決まったという話しを披露した。
しかし、タモリから
「般若っていうのは、外国語なんでしょ?」
と返されて意外な顔をしたが
「そ、そうですよ」
と知ったかぶりで返す金田だった。
川島から
「お前知らないだろ?」
とつっこまれると
「うん、知らない!」
とヘタレぼけで返していた。
しかし、この時はんにゃの二人も会場も、そして視聴者の多くも
博学のタモリから思わぬ事実を聞かされることになったのだ。
次のような内容である
「『般若』っていうのは仏教用語で元々サンスクリット語かなんかだから外国語なんだよ。外国語で『パンニャ』って言うんだよね」
「で、その意味は『最高の知恵』っていう意味があるんだよ」
とタモリが説明したのだ。
コンビ名に隠された意外な深い意味に驚く「はんにゃ」の二人だった。

「般若」について調べてみると、仏教の中で智慧(ちえ)という意味とされる。般若心経で有名な「般若波羅蜜多」は「完全な智慧」となる。
より具体的な意味については大乗仏教での特質となる「空」に対する「智慧」を表すという仏教哲学の領域になるのでこれ以上は触れないことにする。
また読み方はサンスクリット語で「プラジュニャー」、パーリ語で「パンニャー」となる。
能で使われる「般若面」は女性の怨霊を表現する面で、その怨霊が「般若心経」で心を入れ替えるということから「般若面」と呼ばれるという説もある。
一般に「般若」というとこちらの「般若面」の方がイメージされるようだ。

ところで、はんにゃの二人がコーナーの終わりで
「ズクダンズンブングンゲーム」を披露したのだが、それを端で見るタモリの表情が印象的だった。
笑顔なのだが、うらやましそうな表情も見られたのだ。
このゲームは何を言いたいのか分からない「型破り」なところが面白いのだが、かつてタモリが天才お笑い芸人として売り出した頃の
「イグアナ」や「4ヶ国語マージャン」といった芸も「型破り」だったものだ。
タモリが「ズクダンズンブングンゲーム」を見て昔の自分を思い出した。とは考えすぎだろうか。
その後のコーナーではタモリのみならず中居正広、サマーズ、そろって「ズクダンズンブングンゲーム」風な踊りに染まっていた。
「はんにゃ」の芸風に関しては北野武も「コント55号の再来」と評価しており、一発屋では終わらない何かをもっていることは間違いない。
「最高の智慧」でこれからも世の中を笑わせてくれることだろう。

(編集部:真紀和泉)

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【参照】
はんにゃ川島の「一歩一歩」