3月5日、いよいよ第2回WBC予選A組の第1ラウンドが東京ドーム(対中国)で開幕される。現在、サムライジャパン代表メンバーは各選手ともに自主トレーニングを行い、2月15日からは宮崎でキャンプが始まる。

連日に渡り、そんな選手達の自主トレの模様が報道される中、日本テレビ『NEWS ZERO』では、タンパベイレイズ・岩村憲明とともに自主トレに打ち込む埼玉西武ライオンズ・中島裕之を特集。スタジオには、北京五輪監督・星野仙一氏が生出演を果たした。

「何番でもいい、代打でもいい、試合に出たいです」と、その想いを語った中島。中島が日の丸に憧れる理由は、川崎や涌井など、同世代の選手が活躍した北京五輪アジア予選にある。2007年リーグワースト・エラーを記録したため、同予選メンバーから外れた中島は、短期間で課題を克服。北京五輪本戦ではエラー0を記録し、西武では日本一、今となってはゴールデングラブ賞を獲得するほどに成長した。

そんな中島を星野氏は、「スローイングに難があって予選には選ばなかったけど、僕は正直連れて行きたかった」と振り返り、「打撃は魅力だけど、そんな守備だと選ばないと伝えたら練習してくれた。まだまだ上手いとは言えないけどね」と称えた。

また、イチロー、松坂大輔とメジャーの選手も加わったサムライジャパンについては、「私は良いメンバーを揃えたと思う。特に城島加わったのがものすごく力になる。キーマンだと思う」と語った星野氏。「岩村も連携の練習をしてましたし、福留も加わりますし、戦力は輪をかけてアップしましたね」と太鼓判を押したのだった。