これぞ機械設計の醍醐味! 最新鋭洗車機を開発する魅力
富士山のすそ野に広がる静岡県・富士宮。この雄大な自然が広がる場所を訪れたテックハニーを迎えたのは、ガソリンスタンドでよく目にする“あの”機械の数々。その機械設計ならではの魅力にきゃんちが迫る!

エンジニアのみなさん、こんにちは! テックハニーきゃんちです。さて、本日突撃するのは、ガソリンスタンドでおなじみの洗車機を作っているメーカーさんです。静岡は富士山のすそ野で、最先端の洗車機を作っていらっしゃるそうですよ。今日はあいにく曇りで、せっかくの富士山が見えないことだけがちょっと残念(泣)。 身近な機械なので、どんな工夫があるのか楽しみです。では、行ってきます☆

■今回訪問した企業プロフィール:YASUI
1943年設立。鉄工・自動車整備機器メーカーとして基礎を築き、現在は門型洗車機メーカーとして、セルフサービス型洗車機・フルサービス型洗車機・手洗い型洗車機などユニークで多機能の洗車機を開発、製造、販売している。

■3つの職場の魅力No.1:ガソリンスタンドに自分の製品が! 身近なものを作る喜び
きゃ: こんにちは! テックハニーきゃんちです。突然ですが、上の写真をご覧ください、私が今どこにいるかわかりますでしょうか? 正解は……洗車機で洗われています〜(笑)!
ということで、今日は洗車機メーカーのYASUIさんに来ております。よろしくお願いします!

遠藤: よろしくお願いします。どうです、洗車されるご気分は(笑)。

きゃ: 思っていたより、かなり楽しいですね! フロントガラスに水がダーっと流れてきて、ブラシの動きも見ていて面白くって、はしゃいじゃった(笑)。

遠藤: 洗車機はよくお使いになりますか?

きゃ: それが、あんまり使ったことなくて(汗)。東京では運転しないものですから。今日は一から教えてください! まず、YASUIさんはいろいろな洗車機を作っておられますが、タイプによってどう違うんですか?

遠藤: 大きく分けると、フルサービスとドライブスルーという2タイプがあります。フルサービス型は、ガソリンスタンドの人が車種に合わせて設定を行い、細かく丁寧に洗い上げるように、そしてコンパクトに開発されています。
ドライブスルー型は、運転者が操作するセルフサービス洗車機なので、操作が簡単であることと、素早く洗い上げることが大事なんですよ。

きゃ: なるほど〜。その中で遠藤さんが担当されているのは、どの部分なのでしょうか。

遠藤: 私はソフトウェア部分を作っています。例えば、ドライブスルー型の場合は受付ボックスという注文機があって、そこで運転者の方に指示を出すパネルのソフトなどを開発しています。あとは、その注文機から派生して動くLEDライトやセンサーなど電気関係も担当です。

きゃ: そうか、洗車機って洗車すればいいだけじゃなくて、わかりやすく使うためのソフト開発も必要なんですね。いろいろな機能が搭載されているんだなあ。
遠藤さんが開発をしていて楽しいなって思うのは、どういったところですか?

遠藤: そうですね、身近に感じられるものを作っている喜びはあります。実際にスタンドに自分のかかわった機種が置いてあるとうれしいものですよ。
営業や、メンテナンスを担当しているサービスマンから、ユーザーさんのご要望が上がってくることもあって、お客様との距離は近いと思います。その意見を参考に改変を加えることも多いんですよ。

きゃ: そうやってお客様の要望に応えてきた積み重ねで、10年前よりずいぶん進化しているんですよね! 洗車機にも流行があったりして?

遠藤: ええ、ありますよ、最近のトレンドが。

きゃ: えっ、ホントですか(笑)。どんなことなんでしょう?