欧州CLメンバーリスト提出期限を前に、インテルが人員削減に本格的に乗り出そうとしている。MFマンシーニ(27)とMFスレイ・ムンタリ(23)の獲得に2900万ユーロ(約49億円)を投じたインテルは、テクニック面だけではなく、経済面も考慮に入れて放出する選手の選択を進めている。

 ジョゼ・モウリーニョ監督就任当初は、ロベルト・マンチーニ前監督からの信頼が高かったセルビア代表MFデヤン・スタンコビッチ(29)の放出が最有力と噂されていたが、モウリーニョ監督はスタンコビッチの残留を断言。スタンコビッチ退団の可能性が消滅した今、ターゲットはフォワードの選手に絞られることとなった。サンプドリアが元アルゼンチン代表のエルナン・クレスポ(33)に、ASローマがホンジュラス代表のダビド・スアソ(28)にそれぞれ関心を示しており、いずれか1名の退団が濃厚と見られている。