(C) 2008 坂田信弘・中原裕/「奈緒子」製作委員会

写真拡大 (全4枚)

走れ、つなげ、疾風になれ

1994年から2001年までの約8年にわたり「ビッグコミック スピリッツ」で長期連載され、多くのファンを魅了した伝説の駅伝コミック『奈緒子』(作:坂田信弘、画:中原 裕)がついに映画になりました。
タイトルロールのヒロイン・奈緒子を演じるのは、『スウィングガールズ』『のだめカンタービレ』など話題の映画、テレビなどで目覚ましい活躍を続けている上野樹里。人気、実力ともに日本を代表する女優のひとりになった彼女が、これまでの役柄と違い、心に傷を持つヒロインをストイックに演じて新境地を開いている。また、奈緒子と同じように過去の哀しみから自らを解き放つことができないもうひとりの主人公・雄介を「14才の母」『恋空』などで人気上昇中の三浦春馬がさわやかに演じているのも見逃せない。さらに陸上部の鬼監督・西浦を笑福亭鶴瓶が演じているほか、演技派の光石研、山下容莉枝から佐津川愛美、柄本時生、綾野剛ら若手の注目株まで魅力的なキャストが集結。熱く感動的な物語をより味わい深いものにしている。

監督は長澤まさみの初主演作『ロボコン』や『さよならみどりちゃん』など、青春映画に特に定評のある俊英・古厩智之。本作でも原作コミックの舞台、壱岐島や長崎市などで大規模なロケーション撮影を敢行し、駅伝の感動と興奮をリアルかつダイナミックに伝えるとともに、青春の汗と息吹きを鮮やかに切り取ることに成功している。しかも、今回はそれだけではなく、物語の肝とも言える奈緒子と雄介の宿命と心の解放を描くことにも挑戦。過去と現在が交錯する濃密なドラマで、観る者をより深い感動と涙で包み込む。

■ストーリー
長崎県波切島。12歳の奈緒子はその島に喘息の療養で訪れていた。彼女はそこで、走ることが大好きな10歳の少年・雄介と出会う。だが、その出会いは、すぐに悲しい出来事に変わってしまった……。
それから6年の時が経ち、奈緒子は東京で雄介と偶然再会する。雄介は“日本海の疾風”と呼ばれる天才ランナーとして高校陸上界の期待の星になっていた。そんな雄介に、奈緒子は自分が6年前の少女であることを告白するが、彼は「もう忘れた。誰も恨んじゃいねぇ」と吐き捨てる。そして戸惑う彼女をよそに、その場から立ち去った雄介は短距離から駅伝への転向を発表する。「昔からやりたかったんです。子供のころから……ずっと」。
やがて、雄介にとって初めての駅伝挑戦となる九州オープン駅伝が始まる。じっとしていられず、雄介を観に九州まで来ていた奈緒子は、ひょんなことから彼への給水係を頼まれ、給水所で雄介を待つことになる。だが、そのことが事件を引き起こした。苦しい順位でタスキを受け取り、驚異的な追い上げを見せていた雄介が、水を差し出す奈緒子の姿に動揺、給水を拒んだために、脱水症状で倒れてしまったのだ。雄介はいまも自分を許してはいない。奈緒子の悲しみはさらに深まっていく。
そんなふたりの複雑な事情を知った波切高校陸上部の西浦監督は、あの出来事以来動かないままでいる雄介と奈緒子の時間を再び動かそうと、奈緒子をマネージャーとして陸上部の夏合宿に迎え入れる。
こうして、奈緒子と雄介、高校駅伝長崎代表を目指す部員たちの夏が始まる。西浦はこの夏に特別な想いを持っていた。そして、地獄のような練習の中で、奈緒子と雄介だけがその想いと衝撃の事実を知ることになるが……。


○キャスト:上野樹里 三浦春馬 笑福亭鶴瓶
○スタッフ:監督:古厩智之
○配給:日活
○オフィシャルサイトhttp://www.naoko-movie.com

○公開日:2月16日(土) シネ・リーブル池袋他全国ロードショー

■宣伝担当から一言
ドロップ・榊原 彬 男性 20代
好きな映画のジャンル:マラソン映画
思い出に残る映画:マラソン
一言:ラストがでらやばいです。涙が止まりません。

最新映画の試写会やプレゼントはコチラから♪