【PLCの実力チェック】使える場所の多さが魅力!PLCアダプター″CNC-1000″HomePlug編
現在、家庭用コンセント(電気配線)を利用してネットワークを構築するPLCアダプターの規格には、「HD-PLC」、「HomePlug」、「UPA」の3種類が存在する。前回は、HD-PLC規格のPLCアダプター"PLC-ET/M-S"で実際の通信速度を測定し、高速なインターネットを構築できるだけのパフォーマンスを持っていることがわかったが、残りの2つの規格のPLCアダプターも気になるところだ。そこで今回は、HomePlug規格に準拠した光ネット製PLCアダプター"CNC-1000"を試してみた。
※Super Interference Restraint Design
写真:PLCアダプター"CNC-1000"の化粧箱
驚くべきは本製品の大きさと軽さで、本体サイズが幅115×奥行き77×高さ25mm、重さが約110g(本体のみ)と、他社製のPLCアダプターの約1/2のサイズという超コンパクトで軽量なボディを実現している。通信速度は理論値で最大85Mbps、通信距離は屋内でおよそ150m。
写真:PLCアダプター"CNC-1000"
"PLCアダプター"は、インターネットに接続する側を"親機"、パソコンに接続する側を"子機"に設定する必要があるが、本製品は、"親機"と"子機"を自動で認識する。ユーザーは、LANケーブルで本製品の接続のみを行えばよい。同一の電気配線であれば、最大16個までの接続が可能だ。DES56bit暗号化方式で、セキュリティ面にも不安はない。
写真:背面から見た"CNC-1000"
家庭の環境は、USENの"GyaO光 ホームタイプ"を契約。2階に光ファイバーを引き込み、光モデムで100BASE-Tのイーサーネットに変換後、IEEE802.11a/g対応の無線LANルーターを通して使用している。通信速度は、理論値で上り下り最大100Mbpsだが、実測値は80Mbps前後。使用したコンセントは、2階と1階のリビング。
表1.測定値での通信速度
表1を見ると、前回の"PLC-ET/M-S"の結果と大きく異なる点に気づかされる。まず一般家庭では、1階の和室よりも遠い1階リビングのほうがよい結果が出ている。
写真:"1階のリビング"でインターネットに接続
オフィスでは、前回はとなりの机が約25Mbps、うしろの机が約5Mbpsであった。今回の結果を見ると、前回のPLCアダプターに比べて、となりの席は7Mbpsほど遅いが、うしろの席は3倍以上高速な16Mbpsという、とんでもない結果が出ている。試しに、前回インターネットに接続できなかったデスクから離れた場所にある給湯室と、自動販売機が接続されているコンセントでの通信テストを行ったところ、給湯室は通信できなかったが、自動販売機のコンセントでの通信ができた。
表3.測定値での通信速度
前回のPLCアダプター"PLC-ET/M-S"に比べると、通信速度の最高値は若干低いものの、総合的に評価すれば使える場所が多く、どこでも高速なインターネット環境を確保できる優れた製品といえるだろう。
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■PLCアダプター"CNC-1000"
■光ネッツ
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編集部:関口 哲司
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■"PLCアダプター"の特徴と機能
光ネッツ製の"PLCアダプター"は、アマチュア無線などに混信を与えない周波数帯域を利用する新技術S.I.R.D※による強力な混信除去設計が大きな特徴だ。光ネッツの担当者によると、S.I.R.Dは本製品は、簡易的なノッチフィルターのみを挿入している他社製のPLCアダプターに比べて、放出する電波がほとんどなく、外部の機器に電波的な影響を与えないそうだ。※Super Interference Restraint Design
写真:PLCアダプター"CNC-1000"の化粧箱
驚くべきは本製品の大きさと軽さで、本体サイズが幅115×奥行き77×高さ25mm、重さが約110g(本体のみ)と、他社製のPLCアダプターの約1/2のサイズという超コンパクトで軽量なボディを実現している。通信速度は理論値で最大85Mbps、通信距離は屋内でおよそ150m。
写真:PLCアダプター"CNC-1000"
"PLCアダプター"は、インターネットに接続する側を"親機"、パソコンに接続する側を"子機"に設定する必要があるが、本製品は、"親機"と"子機"を自動で認識する。ユーザーは、LANケーブルで本製品の接続のみを行えばよい。同一の電気配線であれば、最大16個までの接続が可能だ。DES56bit暗号化方式で、セキュリティ面にも不安はない。
写真:背面から見た"CNC-1000"
■測定値・実際の速度チェック
前回と同様に、オフィスと一般家庭でテストしてみた。家庭の環境は、USENの"GyaO光 ホームタイプ"を契約。2階に光ファイバーを引き込み、光モデムで100BASE-Tのイーサーネットに変換後、IEEE802.11a/g対応の無線LANルーターを通して使用している。通信速度は、理論値で上り下り最大100Mbpsだが、実測値は80Mbps前後。使用したコンセントは、2階と1階のリビング。
測定場所 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 |
2階の洗面所 | 14.03Mbps | 14.26Mbps | 15.51Mbps | 15.51Mbps |
1階の和室 | 10.93Mbps | 11.07Mbps | 11.42Mbps | 11.5Mbps |
1階のリビング | 13.71Mbps | 13.82Mbps | 13.5Mbps | 13.51Mbps |
となりの机 | 18.38Mbps | 18.38Mbps | 18.39Mbps | 18.38Mbps |
うしろの机 | 16.36Mbps | 16.5Mbps | 16.5Mbps | 16.36Mbps |
表1を見ると、前回の"PLC-ET/M-S"の結果と大きく異なる点に気づかされる。まず一般家庭では、1階の和室よりも遠い1階リビングのほうがよい結果が出ている。
写真:"1階のリビング"でインターネットに接続
オフィスでは、前回はとなりの机が約25Mbps、うしろの机が約5Mbpsであった。今回の結果を見ると、前回のPLCアダプターに比べて、となりの席は7Mbpsほど遅いが、うしろの席は3倍以上高速な16Mbpsという、とんでもない結果が出ている。試しに、前回インターネットに接続できなかったデスクから離れた場所にある給湯室と、自動販売機が接続されているコンセントでの通信テストを行ったところ、給湯室は通信できなかったが、自動販売機のコンセントでの通信ができた。
測定場所 | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 4回目 |
自動販売機 | 2.83Mbps | 2.23Mbps | 2.54Mbps | 2.52Mbps |
前回のPLCアダプター"PLC-ET/M-S"に比べると、通信速度の最高値は若干低いものの、総合的に評価すれば使える場所が多く、どこでも高速なインターネット環境を確保できる優れた製品といえるだろう。
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■光ネッツ
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