“ライブ音楽とビールが生み出すゆたかなひととき”をテーマに、あなたのすぐそばで素敵なアーティストたちが生ライブで生きた音楽を届けるTOKYO FMの番組「KIRIN BEER“Good Luck”LIVE」。8月4日(土)の放送には、2人組ユニットの真心ブラザーズが登場しました。

真心ブラザーズのYO-KINGさん(左)、桜井秀俊さん



真心ブラザーズはYO-KINGさんと桜井秀俊さんの2人組ユニット。フォーク、ロック、ヒップホップ、ソウルなどを取り入れた柔軟な音楽性と2人のソングライティングセンスが魅力の、来年で結成30周年を迎えるグループです。

9月5日(水)には15枚目となるニューアルバム『INNER VOICE』の発売を控えており、この作品は全曲ほぼ一発録りのモノラル録音。ライブアテンダントの堤友香からモノラルにこだわる理由を聞かれると、YO-KINGさんは「僕はほとんどレコードで音楽を聴いていて、そのなかでもモノラルが中心なんです。モノラルに慣れているんで、自分らの音楽もモノラルでやったらどうなるのかなって試したら、すごく自分にとっていい音だったんで、みなさんに聴いてもらいたいなって思って」と答えていました。

この日のライブは2人だけのアコースティックデュオのスタイル。まずボブ・ディランの日本語カバー「マイ・バック・ページ」から始まります。穏やかな曲調ながら「あのころの僕より、今の方がずっと若いさ」という歌詞が今の彼らを表しているかのようで、鮮烈な印象を残します。次の「僕は喜劇王」は桜井さんがボーカルを取り、木訥としたやさしい歌声に観客も引き込まれていきます。YO-KINGさんのハーモニカプレイも冴えています。

MCでは、ニューアルバム『INNER VOICE』についてのエピソードを、YO-KINGさんが語ります。「あまり過剰なアレンジもせず、ドラムの伊藤大地くんとベースの岡部晴彦くんとともに、かなりアットホームな感じで録っていきました」とのこと。その新作から「トーキングソング」を初披露。ブルージーで穏やかな曲を、2人の息がぴったりと合ったアコギプレイとともに聴かせていきます。新作からはもう1曲「Z」も演奏し、こちらは桜井さんがボーカル。彼によれば「桜井秀俊、実録物語シリーズ」というリアルでユニークな曲です。

「Very Very Very」を挟んで、後半は代表曲を連発。「サマーヌード」はアコースティックバージョンによって、YO-KINGさんのややしゃがれた声が際立ち、いっそう深みのある曲になっていました。「空にまいあがれ」はパワフルなボーカルとアコギで攻めていき、曲の後半では客席から手拍子が起こって盛り上がります。

さらにアンコールとして「うみ」。約30年前のデビューシングルを、今の2人が披露するというのは、曲の重みが増しているように思えて、感慨深いものがあります。最後はこれも代表曲の「どかーん」を観客の手拍子とともにエネルギッシュに演奏して、ライブは終了しました。原点といえるアコースティックスタイルで、最新曲や代表曲を織り交ぜて演奏し、彼らのこれまでの蓄積と今の充実ぶりが同時に伝わってくるようなライブでした。

左から真心ブラザーズの桜井秀俊さん、YO-KINGさん、ライブアテンダントの堤友香



Set List
1.マイ・バック・ページ
2.僕は喜劇王
3.トーキングソング
4.Z
5.Very Very Very
6.サマーヌード
7.空にまいあがれ
8.うみ
9.どか〜ん


この日のライブの模様は「radikoタイムフリー」で聴くことができます(1週間限定)。フロアの熱気をぜひ体感してみてください。

次回8月11日(土)の放送は、iriのライブをお届けします。お楽しみに!

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聴取期限 2018年8月12日(日) AM 4:59 まで

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<番組概要>
番組名:KIRIN BEER“Good Luck”LIVE
放送日時:毎週土曜16:00〜16:55
ライブアテンダント:堤友香
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/live/