ウ・ドンギュン選手(香川オリーブガイナーズ提供)

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四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズが、韓国出身のウ・ドンギュン選手(28)の入団を発表した。インターネット上では、「うどん県」として知られる香川の球団だけに、「名前だけで獲得したのでは?」といった反応も出ている。

実際のところ、ウ・ドンギュン選手が香川でプレーするのは偶然なのか。それとも、やはり名前が獲得の決め手になったのか。J-CASTニュースが、球団の広報担当者に尋ねた。

球団広報「本当にたまたまです」

香川OGは2018年3月25日、昨季まで韓国プロ野球のサムスン・ライオンズでプレーしていたドンギュン選手の入団を公式サイト上で発表した。右投げ左打ちの俊足巧打タイプの外野手で、韓国では通算335試合の出場で135安打、9本塁打を記録している。

ドンギュン選手の香川OG入団は、「うどん」との繋がりからネット上でたちまち話題に。ツイッターやネット掲示板には、「さすがに笑う」「ダジャレかな?」「名前だけでマーケティング要員になる」などと面白がる声が続出。さらには、

「ウ・ドンギュンって冗談抜きで名前獲りしたよね」
「香川 ウ・ドンギュンってこれ名前で獲っ...」
「おい、フロントwwww名前でとっただろ」

といった憶測を飛ばすユーザーの姿も目立っている。

はたして、ドンギュン選手の名前は入団に影響しているのか。香川OGの広報担当者は3月26日、J-CASTニュースの取材に対し、

「ウ・ドンギュン選手の名前は、獲得に至った経緯とは全く関係がありません。本当にたまたまです。韓国でもドラフト1位で指名されるなど、もともと実力のある選手なので獲得したというのが事実です」

と話す。実際、広報担当者がドンギュン選手の名前がうどんと似通っていることに気付いたのも、入団発表のための資料を作成したタイミングだったという。

名前の話題に本人は...

すでにチームに合流し、練習にも参加しているというドンギュン選手。年下のチームメイトからは、「ウさん」「ドンギュンさん」などと呼ばれているという。

自身の名前がネット上で話題になっていることについては、当の本人もチームメイトから聞いてすでに把握しているそうだ。ただ、広報担当者によれば「今のところ『あっ、そう』という程度の反応だそうです」という。

地元のうどん製麺所も球団スポンサーに名を連ねる香川OG。今後、ドンギュン選手の名前を活かしたキャンペーンなどを考えているのだろうか。広報担当者に聞くと、

「本人の理解が得られることが前提で、まだまだこれからの話ですが、もしかしたら実施することもあるかもしれません」

とのことだった。