上原浩治

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10年ぶりに巨人への復帰が決まった上原浩治。昨年11月にFAとなるも、約5ヶ月の間移籍先が決まらず、もどかしい時期を過ごしていた。すると10日放送、テレビ東京「SPORTSウォッチャー」では「旧友が知る苦悩と決断」として、高校時代の同級生でもある元プロ野球選手・建山義紀氏と、元ラグビー日本代表・大畑大介氏が上原の日本球界復帰にコメントを寄せた。

「2月になってからは3日に1回位のペースで連絡を取り合っていた」という建山氏は、悩める上原に「マイナー契約でもいいからどっかのチームと契約をして。彼は実績あるんでキャンプもメジャーキャンプで登板数とかも優遇されると思うんですけど、そこでしっかりキャンプを過ごしてオープン戦を過ごしてメジャーに上がれなかったらマイナー契約を破棄して、再びフリーエージェントになればいいんじゃないかとアドバイスをしたんです」と明かす。

また、大畑氏は「この年になってもまだまだ自分自身を奮い立たせて、戦いの場に身を置けるっていう、その心の強さを本当に尊敬します」と話すと、高校卒業後に浪人した上原から届いたという年賀状を紹介。そこには、すでにラグビーの注目選手となっていた当時の大畑氏に「俺も大介みたいに全国で頑張れるようになるつもり」と書かれていた。

この内容について大畑氏は「いやいやと思いながら。僕は1年目から全国で活躍してあなたは浪人で。高校の時もめぼしい成績を残していないのにって感じですよね、僕からしてみれば」と苦笑いを浮かべつつ、その後、有言実行を遥かに超え、MLBで世界一のクローザーにまで成り上がった上原に「それは自分自身に対する気持ちを奮い立たせるような1つの手紙だったんじゃないか」と振り返った。