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頑張れロボットくん!

開幕まで2ヶ月を切り、じょじょに緊張感も高まってきた平昌五輪。確かに若干の問題はあります。ロシアが参加できる?できない?問題であるとか、ボイコットする国が出る?出ない?問題であるとか、IOC関係者向けの宿が大量キャンセルされた正直あんまり気乗りしない関係者多過ぎ問題とか、細かいことはたくさんあります。

しかし、気乗りしようがしまいが、ミサイルが撃たれようが撃たれまいが、その日はやってくる。くると信じて準備を進めるしかありません。ということで現在、現地では聖火リレーの真っ最中。希望の炎を燃やし、各地を巡って五輪気運を盛り上げています。

聖火リレーというのは腕の見せ所というか、お国自慢大会という側面があります。「ウチのリレーはスゴイぞ」とやるのが通例となっており、たとえばシドニー五輪では「水の中でも火が消えないトーチで海中リレー」、ソチ五輪では「宇宙ステーションを経由する宇宙リレー」、リオ五輪では「イベントにジャガーを引っ張り出すワイルドリレー」を敢行。それぞれにその国らしいところを見せてくれました。

そんななか、IT大国として知られる韓国・平昌五輪が選んだお国自慢はズバリ「ロボット」でした。聖火をロボットが運ぶという新しい技術は、まるでスターウォーズの世界のよう。2年半後には同じことをしなければいけない日本・東京としてもチェックしておかないといけませんよね。「ウチもロボットやろうと思ってたのにー」みたいな話もあるかもしれませんからね。

↓昔の船とかでリレーしているだけではない!ITのチカラを見せるぞ!

ITがあれば何でもできる!

見せましょう、IT大国の底力を!

41日目に入った聖火リレー。この日は一時パラパラッと雪もちらつくような天候でした。「もっとドカドカッとこなくて大丈夫か?」という声もあるかもしれませんが、心配はご無用。すでにゲレンデには大量の降雪機をセッティングしてありますので、天然がこなければ人口を降らせるだけ。むしろ、冬晴れのほうがリレーもしやすくて結構であります。

この日のハイライトとなったのは、終盤の区間を担当するロボット聖火ランナーたち。人間様が走ってつないできた聖火をロボットが受け取り、再び人間様につなぐ。はたしてロボットはしっかりと任務をこなすことができるでしょうか。注目のランナーです。

↓第一のロボット聖火ランナー!自動運転ロボくん登場!


おおおお、いきなりレベル高いのがキタ!

アクセルとブレーキを踏み間違えたらその辺のメディアが全部いっちゃいそうです!

自動運転ロボくんは、ときおり係員が運転席のレバーを引いたりする謎の操作を受けながら、クルマを巧みにバックさせて狙いの位置に止めるなど大活躍。左手に相当する部分はかっこよく運転席の外に出すなど「いかにも」なポーズで聖火の到着を待っています。アクセルとブレーキを踏み間違えたら、その辺のメディアをひき殺したうえで火をつけるという極悪ロボになりそうで非常に期待感が高まります。

↓そしていざ聖火が到着!って、こういうことなのか???



え!?助手席に聖火持ったオッサンが乗るん?

ロボットは運転するだけなん!?

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感想(2件)



「じゃ、自動操縦無人車でいいじゃん…」とノドまで出かかる僕。矢沢永吉さんの「言っちゃえ」という声が何度も脳内で響きます。しかし、こらえなくてはならない。それが大人。何か言いたいことがあればファックスで送るのが適切です。そんななか、自動運転ロボくんは微妙に細かいハンドル操作で両脇を伴走する係員たちをドキッとさせながら、大きく90度曲がるなどの難所も乗り越え、無事に目的地に到着。ITのチカラを見せつけてくれました。

助手席のオッサンはクルマを降りると、そこからは徒歩で次の中継地点に向かいます。自動運転ロボくんはスーパー安全運転だったため、歩くより遅かったのですが、ちょっとペースが上がりました。オッサンは順調に聖火を運び、上機嫌で次なるロボット聖火ランナーのもとへ。ご期待ください、今度はみなさんのイメージ通りの「ロボット聖火ランナー」です!

↓第二のロボット聖火ランナー!万能型二足歩行ロボくん登場!
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コレコレ!こういうの!

こういうのを待っていました!

二足歩行ロボくんはしっかりとトーチを左手に持ち、オッサンから聖火を受け取ります。腰を回転させて観衆のほうを向き、オッサンと記念写真撮影に興じる姿も。未来の世界を現実のものとし、心なしか現地の観衆の顔も誇らしげです。さぁ、いざ聖火リレーの大任をはたさん。二足歩行ロボくん、颯爽と出発です!

↓ウィーン、ウィーン、ガチャココ!聖火リレーにしゅっぱーつ!
no title

待てええええええええええい!

一歩も踏み出さずにクルマモードにチェンジするんじゃない!!

「だってこのほうが動きやすいもん」とロボットも言うのかもしれませんが、納得のいかない形態で二足歩行ロボくんは出発します。もはやこうなると二足歩行できるのかどうかもわかりません。「足なんて飾りですよ」とは昔のえらいロボット整備兵の言葉ですが、本当に飾りだったりするのかもしれません。妙に足回りがカチコチですし…。

しかし、二足歩行?ロボくんの真の能力は移動以外で発揮されるものでした。次なる中継地点にはベニヤ板にレンガの模様を描いた謎のハリボテが待っています。ハリボテを挟むようにして待ち受ける次のランナー。そうです、二足歩行?ロボくんはいわゆる災害救助ロボというか、人間が活動しづらい場所で任務をこなすチカラを持っていたのです。火災の現場や沈没船、ガレキのなかなど、ロボくんは困難を突破して目的をはたすのです!

↓二足歩行?ロボくんを待ち受ける壁!
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ロボくんはこの壁をぶちやぶって、聖火をリレーできるのか!?

頑張れロボくん!

ロボくんは右手に装着された電動ノコギリを巧みに操作し、壁に穴を開けていく構え。左手に火を持ったロボットが壁をぶち破ろうとする「機械軍に支配されたディストピア」感満点の光景に、ロボくんへの応援の声も一際高まります。いけ、ロボくん!人類をひとり残らず焼き殺せ…じゃなくて聖火をつなぐのだ!

↓ロボくんは二足歩行できることを証明するように、壁に歩いて近づくと電ノコを突き出す!

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↓しかし、電ノコが壁に弾かれ、ロボくん倒れる!
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あああああああああああああ!!

ロボくーーーーーーーーーん!!

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ロボくんは壁に弾かれ尻もち寸前に。慌てて後ろにいた係員がロボくんを抱き止めますが、コケかけたときにヘンになったらしく、抱き起こしてもロボくんが自立してくれません。とりあえずその場でロボくんを支えつづける係員と、ときおりビクッ!ビクッ!と動くロボくん。係員のおびえるような目が印象的です。

↓結局、ロボくんをハンガーでぶら下げて再調整することにしました!

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目の前にランナーがいるのにもどかしいこの気持ち!

負けるなロボくん!頑張れロボくん!

↓いろいろあって聖火が消えたので、再点火するぞ!
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全然リレーできてないけど、負けるなロボくん!

みんな、あたたかく見守ってくれよな!聖火だけに!

心配になった次走者のオッサンが壁の向こうを覗きに行く一幕もありましたが、再調整・再点火を経て再び動き出したロボくん。今度はロボくんもバッチリ壁にノコギリを入れ、キレイに壁を切っていきます。ロボくんの背後には関係者がピッタリと寄り添い、絶対に転倒させないという強い気持ちで見守ります。

そして、あらかじめほぼほぼ切れ込みが入っていた壁を完全に切り落とすと、ロボくんは力強く聖火を壁の向こうに突き出しました。やった、やったぞロボくん。災害現場では時間的に間に合わないかもしれないけれど、確かにベニヤの向こうに炎は届きました!

↓見よ、聖火をリレーするロボくんの雄姿を!


※結構モタモタと長いのでダイジェスト版でご確認ください。
※この壁に火が燃え移る展開にご期待の向きもあるかもしれませんが、それはありませんでした。

こうしてつながれた聖火は、さらなるロボット聖火ランナーのもとへ。と言っても、今度のランナーは厳密な意味でのロボットではありません。人間が乗り込んで操縦するいわばモビルスーツです。これまでの2台よりも人間が操縦しているぶん動きも的確で、リレーにも安定感があります!

↓ちなみに第三のロボの周囲にいる黄色いジャンパーの人たちは、次の走者・その次の走者・その次の走者です!
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この走者たちは、第三のロボから聖火を受け取ると、ロボのまわりを一周して終わりです!

やった感ゼロのランナーたちです!

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こうして人間の仕事はロボットに奪われていくのかもしれません。どこぞのオッサンが運んだ荷物には興味もわきませんが、ロボットが運んだと聞けば萌えますからね。どのぐらいの距離を進んだかとか、どれぐらい時間がかかったかとか、そんなことは関係ない。ロボット=未来なのです。このITのチカラがあれば、本番でもロボット警備兵、ロボット道案内などによって、素晴らしい運営が期待できそうです。テロがやってきても、ロボットがいれば怖くも何ともないですしね!

客入りが悪い場合には「ロボット観客」の導入も検討します!