ドルトムント移籍が決まったヤルモレンコ。背番号はエースナンバーの「9」に決まった。※写真はドルトムントの公式ツイッターより

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 現地時間8月28日、ドルトムントはディナモ・キエフからウクライナ代表FWのアンドリー・ヤルモレンコを獲得したことをクラブ公式サイトで発表した。
 
 同発表によると契約期間は2021年6月までの4年で、さらにドイツ紙『ビルト』によれば移籍金は2500万ユーロ(約32億円)だという。
 
 現在27歳のヤルモレンコは、ディナモ・キエフの下部組織出身。2008年のトップチーム・デビュー以来、公式戦339試合に出場して137得点をマーク。さらにウクライナ代表としても69試合で29得点を記録し、これまでに3度のウクライナ最優秀選手賞を受賞してきた実力派だ。
 
 同国の偉大な先達である「アンドリー・シェフチェンコの正統後継者」とも呼ばれるヤルモレンコを獲得したドルトムントは、この3日前にバルセロナへ1億500万ユーロ(約134億4000万円)でフランス代表MFのウスマンヌ・デンベレを売却したばかり。
 
 そのデンベレと同じサイドを主戦場とするヤルモレンコは、ドルトムントからすれば、まさに後釜として打ってつけの存在と言えるだろう。同クラブのミヒャエル・ツォルクSDも、「アンドリーは、我々が長年マークしていた選手で、クラブと代表の両方でトップレベルにある」と太鼓判を押している。
 
 ヤルモレンコ本人もクラブの公式サイト上で、次のように意気込みを語っている。
 
「ヨーロッパのビッグクラブでプレーするという僕の夢を叶えるために移籍を許可してくれたディナモ・キエフにはとても感謝している。ドルトムントをトップに到達させられるよう、全てのトレーニングで全力を尽すつもりだよ」
 
 早ければ、9月9日のブンデスリーガ3節のフライブルク戦に出場する可能性もあるヤルモレンコ。日本代表の香川真司とも攻撃的ポジションを争う可能性もあるだけにそのパフォーマンスには刮目したい。