神戸電鉄が2017年3月にダイヤ変更。利用者の減少が続く粟生線では、一部区間で日中の運転間隔が15分から30分に拡大。本数が削減されます。

有馬・三田線は日中に準急増で所要時間短縮

 神戸電鉄は2017年1月13日(金)、ダイヤを3月下旬に変更すると発表しました。2016年5月に設定された現行ダイヤから、速達性や輸送効率の向上、JR線との接続改善などを図るとしています。

神戸電鉄は神戸市街の新開地駅と、六甲山地の北側に位置する有馬温泉駅、三田駅、粟生駅を結ぶ(写真出典:photolibrary)。

 粟生線では、平日朝6時台の粟生発新開地行き普通列車1本が急行に変更され、粟生〜新開地間で所要時間が現行より約7分短縮されます。

 一方で粟生線では利用者の減少が続いていることから、10〜15時台に西鈴蘭台〜志染間の運転間隔が現行の15分から30分に変更。これにより同時間帯における粟生線の運転間隔は、新開地〜西鈴蘭台間で15分、西鈴蘭台〜志染間で30分、志染〜粟生間で60分になります。また、同時間帯の急行(上下各11本)は、上りが準急に、下りが普通にそれぞれ変更されます。

 有馬・三田線では平日・土休日とも、10〜15時台に新開地駅を発する三田行き普通列車11本が準急に変更。新開地〜三田間で所要時間が現行より約3分短縮されます。これにより同時間帯の新開地発三田行き21本は、すべて準急になります。

 また三田駅で接続するJR宝塚線(福知山線)のダイヤ改正にともない、公園都市線のウッディタウン中央発三田行き始発列車は発車時刻が繰り上がり、深夜の三田発岡場行き1本は発車時刻が繰り下がります。

 なお今回の発表は、新年度を控えて定期券の購入や買い替えが多い時期にダイヤ変更が重なるため、その変更概要が先行して伝えられたもの。実施日は追って発表されます。