22日、中国で離婚率が急速に上昇している。中国は世界的に見ても離婚が容易で、それにかかるコストが最も低い国の一つとなっている。資料写真。

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2016年1月22日、英誌・エコノミストによると、中国で離婚率が急速に上昇している。中国は世界的に見ても離婚が容易で、それにかかるコストが最も低い国の一つとなっている。23日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

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中国・重慶でこのほど、結婚して20年余りだが、妻はたびたび浮気をし、夫に暴力を振るったこともあるという夫婦がついに離婚。手続きは30分で済み、その費用はわずか9元(約160円)。中国では1980年代にも離婚が増加し、94年の婚姻法改正で離婚の要件が厳しくなったが、2003年に規制が撤廃され、離婚件数は増加の一途をたどっている。

欧米諸国の多くは一定期間の別居などを経なければ離婚できないが、中国ではそうした規制はない。また、離婚率の上昇は婚外子の増加や結婚率の低下などと同時期に発生することが多いが、そうした点でも中国は様相が異なる。

中国は時間もお金もかけず離婚しやすい状況となっている。また、女性の教育水準向上や価値観・権利意識の急激な変化、保守的な観念による婚前交渉や同居の少なさから、適切なパートナーが選びにくい環境にあることも離婚増加の背景にある。(翻訳・編集/岡田)