待ったなし、今お使いのInternet Explorerが危ない! 期限は年明け1月12日のIEサポート変更に要注意
2016年の1月12日をすぎると、Internet Explorerのサポート方針が大きく変わる。
この変更は、昨年夏にマイクロソフトから発表されている
しかし、直前に変更が迫ったなった今でも、あまり話題になっていない。
場合によっては、非常に危険な状態にもなるので、いまいちど、
利用しているWindowsとInternet Explorerのバージョンを確認してほしい。
●年明けの1月12日、Internet Explorerのサポートが変わる
Windows XPのサポートが終了したのは、2014年の4月9日。あれからもう1年半がたった。
何だが感慨深いものがあるが、そう悠長なこともいっていられない。
今後もWindowsのサポート終了はやってくるからだ。
念のため、以下にまとめておこう。
Windows Vista …… 2017年4月11日
Windows 7 …… 2020年1月14日
Windows 8.1 …… 2023年1月10日
最も近いのはVistaだが、それでもまだ約1年半あるので、「まだ、慌てる必要はなさそうだ」とホッと胸をなで下ろすのは、ちょっと待ってほしい。
じつは、年が明けて早々の2016年1月12日に重要な節目がやってくる。
対象になるのはInternet Explorer(以下、IE)だ。
2016年1月12日をすぎると、各Windowsでサポートされるのは最新版のIEだけになるのである。
たとえば、
Windows 7で利用できる最新のIEはIE11だ。
したがって、Windows 7でIE9やIE10を利用している場合、
2016年1月12日をすぎたら、IE9/10用のセキュリティ更新プログラムは提供されなくなる。
仮に脆弱性が見つかっても、そのままになり、非常に危険な状態に陥ることになるのだ。
こうした事態にならないために、いますぐ、使用しているOSバージョンのIEを最新版にアップデートすることをおすすめする。
各WindowsにおけるIEの最新版は次のとおりだ。
Windows Vista……IE9
Windows 7……IE11
Windows 8.1……IE11
なお、Windows 8のユーザーは、Windows 8.1にアップデートすることで自動的にIE11になる。また、Windows 7/8.1ユーザーは、Windows 10にアップグレードしても、自動的にIE11になる。
Windows 7/8.1にとどまる積極的な理由がないなら、素直にWindows 10にアップグレードするのがよい方法だろう。
念のため、危険な組み合わせも示しておこう。
もしも、今、この組み合わせで使っているなら、IEのアップデートを忘れずに。
Windows Vista + IE7/8
Windows 7 + IE9/10
Windows 8 + IE10
ちなみに、IEのバージョンの確認方法は、次のとおりだ。
IEのバージョンを確認するには、右上の[ツール]ボタンをクリックしてメニューを開き、[バージョン情報]を選択する。
IEのバージョンが表示される。
●すでにIEは過去のソフト、使い続けるならつねに最新版を
IEのサポート変更については、マイクロソフトは昨年の夏(2014年8月)に発表している。詳細は記事末尾のリンクを参照してほしいが、理由は次の3つだ。
1.安全性の向上
2.開発・検証の軽減負担
3.最新技術への対応
現実問題として、古いIEは安全性に問題を抱えている。
複数バージョンのIEが、開発・検証の負担になっていたのも事実だ。
最新技術に対応できていなかったのも本当なので、今回の措置はやむを得ないだろう。
だからこそ、Windows 10ではMicrosoft Edgeが標準ブラウザになり、IEは互換のためだけに残されているのだ。
というわけで、いまやIEは過去のブラウザになった。
しかし、これからもIEを使い続けるユーザーはいるだろう。
特に、ブラウザの種類には無関心で、IEのバージョンに興味のないユーザーは、IEを使い続ける可能性が高い。
だからこそ、の影響は無視できない。
期限は、2016年1月12日と迫っている。Windows Vista、7、8を利用している方は、いま一度、IEのバージョンを確認してほしい。
・ Internet Explorerのサポートポリシー変更について(一般ユーザー向け)
・ Internet Explorerのサポートポリシー変更について(企業向け)
井上健語(フリーランスライター)
この変更は、昨年夏にマイクロソフトから発表されている
しかし、直前に変更が迫ったなった今でも、あまり話題になっていない。
場合によっては、非常に危険な状態にもなるので、いまいちど、
利用しているWindowsとInternet Explorerのバージョンを確認してほしい。
●年明けの1月12日、Internet Explorerのサポートが変わる
Windows XPのサポートが終了したのは、2014年の4月9日。あれからもう1年半がたった。
何だが感慨深いものがあるが、そう悠長なこともいっていられない。
今後もWindowsのサポート終了はやってくるからだ。
念のため、以下にまとめておこう。
Windows Vista …… 2017年4月11日
Windows 7 …… 2020年1月14日
Windows 8.1 …… 2023年1月10日
最も近いのはVistaだが、それでもまだ約1年半あるので、「まだ、慌てる必要はなさそうだ」とホッと胸をなで下ろすのは、ちょっと待ってほしい。
じつは、年が明けて早々の2016年1月12日に重要な節目がやってくる。
対象になるのはInternet Explorer(以下、IE)だ。
2016年1月12日をすぎると、各Windowsでサポートされるのは最新版のIEだけになるのである。
たとえば、
Windows 7で利用できる最新のIEはIE11だ。
したがって、Windows 7でIE9やIE10を利用している場合、
2016年1月12日をすぎたら、IE9/10用のセキュリティ更新プログラムは提供されなくなる。
仮に脆弱性が見つかっても、そのままになり、非常に危険な状態に陥ることになるのだ。
こうした事態にならないために、いますぐ、使用しているOSバージョンのIEを最新版にアップデートすることをおすすめする。
各WindowsにおけるIEの最新版は次のとおりだ。
Windows Vista……IE9
Windows 7……IE11
Windows 8.1……IE11
なお、Windows 8のユーザーは、Windows 8.1にアップデートすることで自動的にIE11になる。また、Windows 7/8.1ユーザーは、Windows 10にアップグレードしても、自動的にIE11になる。
Windows 7/8.1にとどまる積極的な理由がないなら、素直にWindows 10にアップグレードするのがよい方法だろう。
念のため、危険な組み合わせも示しておこう。
もしも、今、この組み合わせで使っているなら、IEのアップデートを忘れずに。
Windows Vista + IE7/8
Windows 7 + IE9/10
Windows 8 + IE10
ちなみに、IEのバージョンの確認方法は、次のとおりだ。
IEのバージョンを確認するには、右上の[ツール]ボタンをクリックしてメニューを開き、[バージョン情報]を選択する。
IEのバージョンが表示される。
●すでにIEは過去のソフト、使い続けるならつねに最新版を
IEのサポート変更については、マイクロソフトは昨年の夏(2014年8月)に発表している。詳細は記事末尾のリンクを参照してほしいが、理由は次の3つだ。
1.安全性の向上
2.開発・検証の軽減負担
3.最新技術への対応
現実問題として、古いIEは安全性に問題を抱えている。
複数バージョンのIEが、開発・検証の負担になっていたのも事実だ。
最新技術に対応できていなかったのも本当なので、今回の措置はやむを得ないだろう。
だからこそ、Windows 10ではMicrosoft Edgeが標準ブラウザになり、IEは互換のためだけに残されているのだ。
というわけで、いまやIEは過去のブラウザになった。
しかし、これからもIEを使い続けるユーザーはいるだろう。
特に、ブラウザの種類には無関心で、IEのバージョンに興味のないユーザーは、IEを使い続ける可能性が高い。
だからこそ、の影響は無視できない。
期限は、2016年1月12日と迫っている。Windows Vista、7、8を利用している方は、いま一度、IEのバージョンを確認してほしい。
・ Internet Explorerのサポートポリシー変更について(一般ユーザー向け)
・ Internet Explorerのサポートポリシー変更について(企業向け)
井上健語(フリーランスライター)