韓国の朴槿恵大統領は日韓首脳会談を前に、慰安婦問題について「今年中の解決を求める」と発言。これに日本のネットユーザーは「解決済み」などと反論、韓国のネットユーザーは朴大統領に不信感を強めている。資料写真。

写真拡大

2015年10月31日、11月2日の日韓首脳会談を目前に控え、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、慰安婦問題の今年中の解決を求めた。慰安婦問題の迅速な解決を訴えてきた朴大統領が、具体的な時期を示したのは初めてだ。これに対し、日本のネットユーザーは「解決済み」の大合唱。韓国のネットユーザーは大統領の対応に不信感を募らせている。

【その他の写真】

韓国・東亜日報によると、朴大統領は29日、「首脳会談をきっかけに、旧日本軍の従軍慰安婦問題が今年中に解決され、被害者らの傷が癒やされるよう願う」との考えを明らかにした。日本メディアとの書面インタビューでも、「被害者が受け入れることができ、韓国国民が納得できる解決案を日本政府が提示することが重要」と強調した。

別の日本メディアによると、慰安婦問題に関する日本側の見解は「同じ表現なら繰り返せるが、さらに踏み込めというのは際限がない。むしろ『この問題に終止符を打ちたい』というわれわれの求めに、韓国がどう応えるかだ」(政府関係者)。日韓両国が折り合える“落としどころ”すら、全く見えていない。

朴大統領の発言に、日本のネットユーザーからは「今年もなにも既に解決済み案件だが」「日韓基本条約で基本的に解決済みだし、村山富市氏が総理の時にもおわび済みだ」「条約で正式に謝罪と賠償しているし、政権変わるごとに謝罪してたと思うけど」「配慮をしても、ゴールポストは動き続ける。毅然と断りましょう」などのコメントがずらり。

さらに、「それは韓国内の問題。日本は無関係」として、「解決するのは、そちらの仕事。日本の責任は果たしています」「日本からの戦後賠償金をその方たちに分け与えなかったのは何故?」といった声も相次いだ。

一方、韓国のネットユーザーは「あと2カ月しかないけど大丈夫?」「今日が何月何日なのかも分からなくなったのだろうか…?」「100年近く解決されなかった問題を、朴大統領が100日以内に解決するって?」「来年以降は慰安婦の話なんて聞きたくない!ということでしょ?」などと、「年内解決」を疑問視。

朴大統領の外交手腕を批判する「日本からの謝罪は諦めるという意味だろう」「また屈辱外交を繰り広げるつもりのようだ」「韓国国民は今すぐに大統領問題を解決しなければならない」などの意見も目立った。(編集/大隅)