CSKAモスクワ、超壮絶試合…3点奪われ退場者まで出すも超展開で6点獲る

写真拡大

ロシア・プレミアリーグ第9節、モルドヴィア・サランスク対CSKAモスクワ戦は壮絶な点の奪い合いとなった。

敵地サランスクに乗り込んだCSKAだったが、前半15分までに3点を失った挙句、その最中にDFマリオ・フェルナンジスが一発退場になり数的不利まで背負ってしまう。

もう点を取るしかないないCSKAは後半頭からMFロマン・エレメンコに代えて、FWキリル・パンチェンコを投入。すると、そのパンチェコ、トシッチ、ドゥンビアが立て続けにゴールを奪い、後半5分からわずか9分間で同点に追いついてしまった!

さらに、その間に相手にも退場者が出て10対10の同数に。だが、先に勝ち越したのはモルドヴィア・サランスク。後半23分に追加点をあげて、4-3とリードを奪う。

これで勝負は決したかに思われたが、CSKAは後半35分からの8分間でまたも3点を奪取!ムサの2発で逆転すると、ドゥンビアが最後のとどめを刺した。結局試合は6-4でCSKAが勝利している…。

『Soccerway』のスコア表がこちら。

CSKAは9分で3点、8分で3点、計17分で6点獲ったことになる。

この壮絶すぎる一戦を終えCSKAのレオニド・スルツキー監督は長く記憶に残るであろう歴史的試合だと述べていた。また、ハーフタイムにはもしこの試合に勝たなければ、イルクーツクに連れて行くぞ(?)と発破を掛けたと笑みを交えて話していたという。

CSKAはこの試合の3日後に、サランスクから4,600キロ以上離れたイルクーツクで、2部バイカル・イルクーツクとの国内カップ戦が控えている。

この試合にはメンバーを変えて臨むはずだが、スルツキーの発言はここでもプレーさせるぞ、という意味合いだったのかもしれない。

なお、CSKAはその3日後にはイルクーツクから5,000キロ以上離れたモスクワに戻って、今度はロコモティフとのダービーを戦う予定となっている…。