晩年、カール大帝は、呪われた指環のせいで、若い女に狂い、信仰にのめり込む。大僧正テュルパンは、この指環をアーヘンの街外れの底なし沼に捨てた。しかし、大帝は、その沼へ入っていってしまう。西暦800年頃、フランスからドイツ、イタリアにまで広がるヨーロッパの大帝国を築き上げた皇帝シャルル・マーニュ(カール大帝)。その偉業は、どこの教科書にも出ている。だが、その彼の晩年については、どこの教科書にも載らな