カズのゴールが心地良い余韻を残した3月29日のチャリティーマッチで、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督はひとつのテストを行なった。新たなオプションとして、3−4−3にトライしたのだ。システムの肝は「4の両翼」である。Jリーグ選抜と対戦したこの日なら、右の内田と左の長友だ。彼らが3バックに吸収される時間帯は、試合の主導権を譲っていることを意味する。サイドバックではなくサイドハーフとして機能するのは