日本の医学部教育の現状はどのようなものか。精神科医の和田秀樹さんは「日本の大学のように、閉鎖的な“教授ムラ”ですべてが決定されるような環境では、医療崩壊が起こっても致し方ない。問われるべきは、19歳、20歳の若い受験生の『人間性』ではなく、入試面接でその判定を行っている面接官の教授たちの人間性だろう。大学は教育機関なのだから、その入り口で『人間性』をあいまいな基準で判定するより、入学後の6年間で人間性