彦野利勝氏は5年目の春、先輩の故障離脱で1軍復帰…チャンスを掴んだプロでの生き残りをかけた闘いは熾烈だ。元中日外野手で野球評論家の彦野利勝氏は5年目の1987年、先輩選手の怪我でチャンスをつかんだ。「あれがなかったら、僕はそのままクビになっていたかもしれない」と振り返るほど、ギリギリのところだった。このシーズンから中日の指揮を執ったのは闘将・星野仙一氏。もちろん、厳しかったが、それ以上にうれしかったこ