高価なものとそうでないものを見分けられる人は、何が違うのか。料理研究家の土井善晴さんは大阪の料亭・味吉兆(編注:吉は土に口)で働いていた20代の頃、5000円の器と50万円の器の違いも分からないほど自分は未熟だったそう。しかし、「どんな人でも『いいもの』を見分けられる方法はある」という――。※本稿は、土井善晴『一汁一菜でよいと至るまで』(新潮新書)の一部を再編集したものです。写真=iStock.com/riya-takahas