北朝鮮が、首都・平壌の市民を対象にした食糧配給を再開した。政権を支える核心階層の離反を防ぐ目論見があるものと思われる。平壌のデイリーNK内部情報筋によると、今月3日から、「30号対象」と呼ばれる平壌市内中心部の万景台(マンギョンデ)、平川(ピョンチョン)、普通江(ポトンガン)、牡丹峰(モランボン)、西城(ソソン)、中(チュン)の6区域に対して食糧の配給が行われている。今回の配給は、金正日総書記の死去と、