映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』より主人公レオ(トム・ハーディ)と妻ライーサ(ノオミ・ラパス)
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 2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で第1位を獲得したトム・ロブ・スミスのミステリー小説「チャイルド44」を、『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディ&ゲイリー・オールドマン共演で映画化した『チャイルド44 森に消えた子供たち』が7月より日本公開されることがわかった。

 舞台となるのは、1953年、スターリン政権下のソ連。山間の線路沿いで、全裸で胃は摘出され、死因は溺死という9歳から14歳までの子供たちの変死体が次々と発見されるが、“殺人は国家が掲げる思想に反する”ため、全て事故として処理される。親友の息子の死をきっかけに事件解明に乗り出した秘密警察の捜査官レオは、捜査が進むほどに元同僚の秘密警察に追われ、さらに愛する妻ライーサにも不当な容疑がかけられることになる……。

 製作は原作出版前から映画化権の獲得に乗り出していた名匠リドリー・スコットで、監督は『デンジャラス・ラン』のダニエル・エスピノーサ。国家への忠誠を翻してでも事件真相に迫ろうとする主人公レオ役にトム、レオの捜査に協力する謎の警察署長ネステロフ将軍役にゲイリー、レオの愛妻ライーサに『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』のノオミ・ラパスがふんしている。ソ連で起きた実在の事件に着想を得て世界を震撼(しんかん)させた衝撃のミステリーがどのように映像化されたのか、注目だ。(編集部・市川遥)

映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』は7月よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国順次公開