突然の停電でゲーム遊べず強盗、大学生「自分でもよくわからない」。

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犯罪の動機はさまざまだが、中には信じられないような理由で犯罪に手を染める人がいる。中国ではこのたび、ある大学生が“ゲームが遊べない”ことを理由に、女性を脅してスマホを強奪する事件があった。犯行後すぐに後悔して現場に戻ったため、逮捕されたという。

中国メディア銭江晩報などによると、事件が発生したのは1月6日夜8時ごろ、浙江省杭州市下沙付近の路上でのこと。スマホを見ながら歩いていた若い女性の前に、帽子を目深にかぶった男が突如現れ、ナイフで脅すとともに、手にしていたスマホを強奪して逃走した。しかし、犯人はほどなくして現場に戻り、逮捕されるに至った。

その後判明したのは、この男は1995年生まれの陳某(大学1年生)。同地の大学の寮で暮らしており、友人付き合いは少なく、授業以外はほぼ一日中ゲームで遊ぶ“根っからのオタク”だったという。

今回の犯罪の動機にもゲームが関係しており、同日夜の停電が原因で突如ゲームが遊べなくなり、その腹いせに強盗をしてしまったとのこと。寮の廊下に設置されている洗濯機の中からは、陳が犯行時に着用していたアウター、ナイフ、そして強奪したiPhoneなどが見つかったという。

警察の取り調べに対し、陳は「自分もなぜ強盗をしようと思ったのかよくわからない」と後悔の言葉を述べたそうだ。