二日酔いのときに脳や身体に起こっていること

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頭が痛い……気持ち悪い……仕事に集中できない……。二日酔いって、本当に困りますよね。科学的にもまだまだ謎が多い二日酔いですが、実際、身体の中では何が起こっているのでしょうか?

まず、お酒を飲むのをやめると、それから10時間後にアルコール分解のプロセスが始まります。最初はエタノールから。続いて、メタノールです。メタノールの分解過程では、ギ酸やホルムアルデヒドという毒素が生成されます。

お酒を飲んだら気分が良いのに、次の日の二日酔いが最悪……という時間差攻撃になるのは、どうやらコレに関係しているみたい。

お酒を飲むとよく眠れるはずが、飲み過ぎた後の眠りは浅く、途中で目が覚めて逆にその後寝苦しくなることもしばしば。また、二日酔い中は、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、免疫力も一時的に低下します。

脳も通常通りには動いてくれません。二日酔い中に、めまいや吐き気が起こり、訳もなく不安を感じるのがその証拠。さらに、一時的な記憶力を要する仕事にも大きく影響することをご存知でしたか? いつもなら簡単にできていることでも、30%ミスするという研究結果が出ています。

大切な予定があるときは、前日のお酒をほどほどにしておいた方が良さそうです。

参考:
What Hangovers Do To Your Body And Brain
http://www.businessinsider.com/what-to-do-about-a-hangover-2014-12?op=1