スマホの進化でデジカメも変わった?る。ソニーのオシャレ女子カメラがアジアで人気

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スマホの登場で深刻な大ダメージを受けているのがコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)だ。スマホのカメラの高性能化で、以前はデジカメを使っていた人がスマホに変えたことで、デジカメの販売台数に大きな影響を与えているのだ。ところが、そんなデジカメにもスマホの恩恵を植えている製品もある。

それが、今までのデジカメには無かったルックスと機能を搭載したソニーの『KW11』だ。
と言っても、この製品は、日本の量販店で見つけることはできない。なぜなら、KW11はアジアを中心とした海外向けモデルなのだ。


デジカメには見えない、まるで香水の瓶のようなソニーのデジカメKW11


KW11の外観はどうみてもデジカメには見えない。ぱっと見は、香水の瓶のような美しいフォルムだ。
レンズまわりも透明なキャップをはめたようなデザインで、ボタン類はシャンペンゴールド調で、女性が日用品として使いたくなるアクセサリのよう。
カメラの性能を見ると、KW11は19.2メガピクセルと高画質。だが製品スペックではなく、この見た目でアジアの女性の眼を惹きつけることに成功している。現地ではファッション雑誌にKW11が取り上げられているほどで、多くの女性から注目を集めている。

しかも海外でのセルフィー人気に合わせて美顔エフェクトも5種類を用意。さらに腕を伸ばして自分や友人たち撮影がしやすいように、セルフタイマーも画面を指先でスワイプするだけという簡単さだ。ルックスだけではなく中身も女性が使うことを強く意識しているのである。

撮影後の写真はKW11とスマホを重ねるだけでワンタッチ転送できる。さらに集合写真の撮影ではスマホを使ってKW11のシャッターを切るなどリモート撮影まで対応するなど、至れり尽くせりな使い勝手を提供してくれる。このあたりはさすがソニーらしい作りこみだろう。


セルフィー機能も強化。女性たちが欲しくなるアイテムだ


美しいデザインと高画質、そしてセルフィー対応。おまけにスマホとの連携も簡単となれば、スマホ写真に満足できない女性だけでなく、スマホのかわりに「このデジカメを使ってみたい」と思わせるだけの魅力が詰め込まれているのだ。

スマホがどんどんデジカメ化してく中、デジカメをスマホ化していくソニーの取り組みは消費者に新しい楽しみを切り開いていくだろう。KW11の日本での発売にも期待したい。


山根康宏