噛みつきについて語るスアレス「重圧と緊張感があの様な形で出た」

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 バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが自身の「噛み付き事件」について改めて口を開いた。24日のイギリス紙『メトロ』などが報じた。

 スアレスは噛みつき事件について、「衝動的、反動的なものだった。今までやってきた全ての悪行はすでに過去のこと。僕は今、正しい道に立っていると信じているし、僕を助けてくれる然るべき人たちに囲まれている」と語った。

 一方、イギリス紙『ガーディアン』のインタビューでは、「人はそれぞれ違った方法で自己防衛するけど、僕の場合、重圧と緊張感がああいった形で出てしまった。中には蹴って足を、殴って鼻を骨折させる選手もいる。噛み付き行為が酷いものとして見られてしまったことは理解している」と説明した。

 ブラジル・ワールドカップのイタリア戦で相手DFジョルジョ・キエッリーニに噛みついたことで4か月間の出場停止処分を受けていたスアレスは、25日に敵地で行われるレアル・マドリードとの“クラシコ”で待望のデビューを果たす見込みとなっている。

 アヤックスに所属した2010年にPSVの元オランダ代表MFオトマン・バッカル、リヴァプールに在籍した2013年にはチェルシーのセルビア代表DFブラニスラフ・イヴァノヴィッチに噛みつき、今回が3度目だった。

 なお、ガーディアン紙のインタビューの最後では、記者が離れている間にスアレスが「メディアが噛み付きの質問をしてきたのはこれが38000回目ぐらいだ。もう二度と話さない。このインタビューで最後だ」と代理人に漏らすコメントが収められた。