サムスン Gear S発表、3G対応スマートウォッチ。OSはTizenベース

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サムスンがうわさの3G対応スマートウォッチを正式発表しました。名称は Samsung Gear S。スマートフォンのフラッグシップ Galaxy S と同じ「S」を名のる製品です。

最大の特徴は3G/2Gモデムを内蔵し、単体でネット接続できること。BluetoothやWiFiでスマートフォンやタブレットと連携もできますが、単体でもメッセージングや通話、ナビ、SNS通知などフル機能が利用可能です。

OS には Tizen をベースとした独自のウェアラブルプラットフォームを採用し、サムスン Gear シリーズと共通のサービス Gear Apps が利用できます。

サムスンも含め各社が発表する Android Wear スマートウォッチは、Googleが Android OS の一部として定めた規格に則り、あくまでAndroidスマートフォンやタブレットを補完するコンパニオンデバイスとして動作することが前提です。

しかし Gear S は Tizenベースの独自OSを採用することで、スマートフォンに依存しない単体動作に対応しました。サムスンの表現は、「スマートフォンのエクスペリエンスを手首に拡張する次世代スマートウェアラブルデバイス」。

ハードウェア上の主な仕様は、360 x 480ピクセルの2インチ スーパー有機ELディスプレイ、1.0GHzデュアルコアプロセッサ、512MB RAM、4GB内蔵ストレージ。

900/2100 または 850/1900MHz帯の3G、2Gに加えて、802.11b/g/n WiFi、Bluetooth 4.1に対応します。ほか内蔵GPS (Glonass対応)、USB 2.0接続、センサ類は加速度計、ジャイロ、コンパス、心拍計、環境光、紫外線、気圧計。

本体サイズは39.8 x 58.3 x 12.5mm、IP67防水防塵。

3G対応やスマートウォッチとしては高いスペックから気になるバッテリー駆動時間としては、内蔵300mAhバッテリーで通常使用2日間とされています。

サムスン Gear S は、10月以降に各国の小売店や通信キャリアから販売される見込み。