中村憲剛(撮影:二宮渉/フォート・キシモト)

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17日放送、フジテレビ「すぽると!」では、W杯出場の夢が叶わなかった川崎フロンターレ中村憲剛に行ったインタビューの模様を伝えた。

5月12日の日本代表メンバー発表の翌日、自身のブログで「一瞬ですがどうでもよくなりました」と落選での失意を綴った中村は、「あの時の記憶はほとんどない。思い返しても思い出せないんですけど。家に居ればね、家族もいるし友達も遊びに来たりとか色々気を紛らわせることができたんですけど、ホテルに一人で居た分、考える時間が余っちゃっているんで」と話すと、翌日にブログをアップした真意を「最初は全部終わって中断期間入ってからにしようかなと思ったんですけど、それだとその間に思ったこと、その日のことが色あせてしまうから」と語った。

だが、代表発表後初のJリーグとなった5月18日、中村は巨大な横断幕とサポーターからの大声援に迎えられた。「今思い出しても鳥肌が立つんですけど。横断幕が出るとは思ってなかったんですよね、正直。出ても嘉人だろうなと。こらえるのに必死でした」と振り返ると、サポーターについては「本当にいい関係を築きたいと思って12年間やってきましたから、フロンターレのサポータには感謝してもし切れない。そういう関係だと僕は勝手に思ってますけどね」と話した。

W杯も終わり、日本では今月19日よりJリーグが再開する。意気込みを訊かれた中村は「常に、プロのサッカー選手として観に来てくれた人を楽しませる。観に来て良かったなと思って帰って貰うのが仕事だと思ってるし、Jリーガーの一人一人が志をもって、サッカーもそうだしサッカー外のところでもアピールすることもやっていかないと」と語った。