NVIDIA Shieldの新型はタブレット型の『SHIELD Tablet』。7.9型でTegra K1搭載?

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Android携帯ゲーム機 NVIDIA SHIELD の新製品は、タブレット型の『SHIELD Tablet』になるようです。

SHIELD Tablet の名称は、今月初めにNVIDIA運営の TegraZone.jp に一時的に掲載され議論の的となっていました。今回は新たに、通信機器の認証を扱う GCF のサイトから NVIDIA Corporation製のLTE対応デバイス SHIELD Tablet の登録が見つかっています。
(こちらは2013年発売の初代 NVIDIA SHIELD)

NVIDIAの SHIELDは、ゲームコントローラ型の本体に Tegra 4 プロセッサを載せたゲーム志向のAndroid端末。5インチ液晶画面または外部出力でAndroidゲームが遊べるほか、NVIDIA GeForce を載せたPCから低遅延でPCゲームをストリーミングして遊ぶリモートプレイ端末としての機能を売りとしています。

今回 GCF (Global Certification Forum)で見つかったのは、メーカーがNVIDIA Corporation、マーケティング名が 『SHIELD Tablet』のGSM / UMTS / LTE 対応デバイス。無線関係の試験と認証ページなので通信以外の仕様はありませんが、LTEはFD-LTE カテゴリー3、バンド3, 7, 20に対応とされています。

一方、新型SHIELDではないかとうわさになった情報としては、5月にベンチマークアプリ GFXBench の結果集計ページに現れた、謎のデバイス『NVIDIA Mocha』がありました。そちらの中身は、7.9インチ2048 x 1536ピクセル、2.1GHz駆動のTegra K1プロセッサ搭載など。

iPad mini Retinaディスプレイモデルと同じ7.9インチ2048 x 1536 (4:3)画面にTegra K1を載せたタブレットといえば、躍進著しい中国メーカー Xiaomi (小米) が「世界初のTegra K1タブレット」として5月に発表した 小米平板 (Mi Pad) が存在します。

「NVIDIA Mocha」のベンチマーク結果は、ハードウェア構成が同じ Mi Pad とほぼ同じ。

Mocha (コードネーム) と Mi Pad、そしてSHIELD Tablet の関係は不明ながら、もし Mocha がSHIELD Tablet と Mi Padに共通するリファレンス的な端末であるとすれば、次の SHIELDは iPad mini Retina のサイズで Tegra K1のパワーが売りのハイエンドAndroidタブレットとして登場することになるかもしれません。

なおゲーム機としては重要なコントローラについては、先月に米FCCで NVIDIA製の「P2450」なる、無線対応ゲームコントローラ型デバイスが見つかっています(図の左側)。こちらが現行 SHIELDの正統後継にあたるコントローラ型 Android 端末なのか、それとも SHIELD タブレットと併用するための単なるコントローラなのかはまだ不明。SHIELDタブレットと併用する製品だったとして、コントローラの上にタブレットを合体させてハンドヘルドゲーム機にするオプションはあるのか気になるところです。