装着するとこんな感じ。見た目にはそれほどごつくない

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デジタルに疎い私にとっても、いまやiPhoneは仕事に欠かせないアイテム。外出先でふと気づいたときに、バッテリーの残量が10%以下になっていたりすると、非常にアセる(しかも、よくある)。また、容量不足も悩みのタネ。今の端末は今年になって新調したばかりので、さすがにまだ余裕があるが、以前のiPhone 4Sは約2年使ったら写真で容量がいっぱいになってしまった。

私に限らずiPhoneユーザーの2大悩みごとともいえる、バッテリー&ストレージ問題。それらを一気に解決してくれるアイテムが登場した。アメリカのバッテリーメーカー、mophie(モーフィー)のiPhone 5s/5用ケース「mophie space pack」(モーフィースペースパック)である。実はこれ、ストレージを内蔵したバッテリーケースなのだ。

iPhone用のバッテリーケースはすでに多様な商品があるが、ストレージ内蔵というのは世界初だそう。装着すればバッテリー容量は約2倍に拡張。さらに、16GBあるいは32GBのストレージに写真や音楽を保存することができる。ということで、早速使ってみることに!

利用するには専用のアプリケーション「Space」をダウンロードするだけ。私のiPhoneで最も容量を使っているのが写真なのだが、同期スイッチをオンにしたら、カメラロール上の写真や動画を自動的にコピーしてくれた。私でも余裕でできるほど簡単! 同期が終了したら、本体上のファイルを消せば、スペースに余裕ができ、新たなアプリなども入れられるというわけだ。パソコンへのバックアップと違って、必要なときにすぐ見られるのがうれしい。

もちろん、写真だけでなく、音楽や動画、文書ファイルなどの保存もOK。音楽や動画は専用アプリで再生できる。ファイルタイプによって自動的に整理してくれるから、見やすい上にアクセスも簡単。AirPlayとの互換性もある。

デザインは黒と白の2色で、容量は16GBと32GBの2種類。素材は硬質プラスチックで手にしっくりなじみやすい。重さは約80グラム。iPhone 5s本体の重さが112 グラムなので、それなりにズッシリ感はあるが、慣れたら平気かな〜? というレベル。デザインはシンプルで、前面下部に書かれたさりげないmophieのロゴがかわいい。ちなみにアップルから「Made for iPhone」商品としての認定も受けている。

日本ではまだあまりなじみがないが、mophieはアメリカ・カリフォルニアを拠点とする北米ナンバーワンのバッテリーケースメーカーで、すでに世界130カ国で同社の商品が販売されている。日本では今年5月から本格的に「mophie space pack」の販売がスタート。おもな販売店舗は、アップルストア、アップルオンラインストア、ソフトバンク、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、ロフト、東急ハンズなど。希望小売価格は16GBモデルが16,800円、32GBモデルが20,800円(いずれも税別)だ。

デザインや触り心地には個人の好みがあると思うが、機能性としては個人的にはかなり優秀だと思った。気になった人は、まずは店頭でチェックしてみては?
(古屋江美子)