W杯では見られない?ザンビア戦の絶妙アシストに森重「最初で最後」
日本代表が9日(日本時間10日)、ブラジルでのベースキャンプ地となるイトゥで初練習を行い、練習後に報道陣の取材に対応したDF森重真人(F東京)が6日のザンビア戦(4-3)で見せたアシストの場面をあらためて振り返った。
2-2の同点に追いついた直後の後半30分、怒涛の攻撃参加からPA内右に切れ込み、対峙したDFを鋭いターンでかわして縦にえぐると、グラウンダーの速いクロスでFW本田圭佑の勝ち越しゴールをアシストした。
DF吉田麻也が試合後に「あのターンはしびれましたね。モリゲターン」と絶賛した鮮やかなアシスト。ただ、森重本人は「(なぜオーバラップしたか)分からない。感覚というか、いつの間にかアシストしていた」と、淡々と振り返った。
「最初で最後のプレーだと思う。(普段は)あそこまでリスクを冒して行くことはないし、同じような場面があったとしても、行くかどうか分からない」。よりリスクマネジメントなど慎重な試合運びが求められるW杯本番で同じようなプレーをするつもりはないのか。報道陣からその再現を求められても、「あんなプレーをしてやろうという気持ちはない。おまけみたいなもの」と、あくまで本職であるディフェンスでチームに貢献するつもりだ。
ザンビア戦は後半14分からの途中出場。W杯初戦で対戦するコートジボワールと同じアフリカ勢との対決は、個人としても貴重な経験になった。「粗削りな部分もあるけど、個人個人の能力や身体能力、スピード、体の強さというのを感覚として味わえた。その感覚を持って、いい準備ができるかなと思う」と、“予行練習”としては最適な相手だった。
昨年11月19日のベルギー戦から4試合連続でフル出場していた森重にとって、ザンビア戦は5試合ぶりのベンチスタートだった。「もっともっと試合をしたいという思いが強くなってきている。90分やることでいろいろ得られるし、そこから修正して次にぶつけられる」。先発出場を続けることで、そして久々に先発を外れたことで、あらためて先発への思いは強まっている。
(取材・文 西山紘平)
2-2の同点に追いついた直後の後半30分、怒涛の攻撃参加からPA内右に切れ込み、対峙したDFを鋭いターンでかわして縦にえぐると、グラウンダーの速いクロスでFW本田圭佑の勝ち越しゴールをアシストした。
「最初で最後のプレーだと思う。(普段は)あそこまでリスクを冒して行くことはないし、同じような場面があったとしても、行くかどうか分からない」。よりリスクマネジメントなど慎重な試合運びが求められるW杯本番で同じようなプレーをするつもりはないのか。報道陣からその再現を求められても、「あんなプレーをしてやろうという気持ちはない。おまけみたいなもの」と、あくまで本職であるディフェンスでチームに貢献するつもりだ。
ザンビア戦は後半14分からの途中出場。W杯初戦で対戦するコートジボワールと同じアフリカ勢との対決は、個人としても貴重な経験になった。「粗削りな部分もあるけど、個人個人の能力や身体能力、スピード、体の強さというのを感覚として味わえた。その感覚を持って、いい準備ができるかなと思う」と、“予行練習”としては最適な相手だった。
昨年11月19日のベルギー戦から4試合連続でフル出場していた森重にとって、ザンビア戦は5試合ぶりのベンチスタートだった。「もっともっと試合をしたいという思いが強くなってきている。90分やることでいろいろ得られるし、そこから修正して次にぶつけられる」。先発出場を続けることで、そして久々に先発を外れたことで、あらためて先発への思いは強まっている。
(取材・文 西山紘平)