米アドビ、モバイル対応のeラーニング用オーサリングツールの最新版を発売
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米アドビ システムズは、eラーニングコンテンツのオーサリングツールの最新版となる「Adobe Captivate 8」の提供を開始した。価格は、年間プランが月額2,200円、Adobe Captivate 7/Captivate 6からのアップデート価格は4万4,000円、それ以前のバージョンからのアップデート価格は11万円(価格はすべて税抜き)。
「Captivate 8」は、多様なデバイスが普及し、モバイルユーザーの学習ニーズに応えることが求められる現実を見据えた設計の、eラーニングコンテンツ制作用オーサリングツール。同製品を使用することにより、指導者や教育関係者は、一回の作成作業でマルチスクリーン対応のレスポンシブなコンテンツを提供可能。また、プログラミング作業が不要なため、オーサリング作業も大幅に軽減される。
また、同製品の使用により、モバイルデバイスにしかない機能を活用することもできる。例えば、GPS機能によって、学習者に対して位置情報に基づくコンテンツをタイムリーに提供することが可能だ。そのほか、ジェスチャー操作のナビゲーションに対応しているため、学習者はタップ、スクロール、ピンチ、スワイプの動作を通じてコースを進められる。このほか、高精細(HD)動画による製品デモ(確認用)、シミュレーション(お試し用)、コンプライアンストレーニング(テスト用)の素材を簡単に作成することもできる。
さらに、同製品は学習者の使用デバイスを自動検出し、そのデバイスに最適なエクスペリエンスを提供することで、デバイス認識型のeラーニング環境を実現。MicrosoftのPowerPointスライドを、HTML5ベースのeラーニングコンテンツへと変換することもできる。プロジェクトのパブリッシングは、デスクトップPCやYouTube、代表的な学習管理システム(LMS)への対応していることに加え、モバイルデバイス用のアプリとしても行うことができる。