【米国はこう見ている】エンゼルスが田中将大との対戦を前にスプリットを警戒 「ストライクゾーンの低めの球は振ってはいけない」
田中に対する警戒が高まっているエンゼルス
ヤンキース・田中将大投手が現地時間27日(日本時間28日午前9時5分)のエンゼルス戦でメジャー5試合目の先発を予定しているが、相手のクリス・アイアネッタ捕手が田中の決め球であるスプリットに手を出さない作戦を明かした。地元紙ニューズ・デイが報じている。
先日、メジャー史上26人目の通算500本塁打を達成したばかりのアルバート・プホルス内野手やマーク・トラウト外野手ら強打者の揃うエンゼルスだが、すでに田中の長所と弱点を把握するために登板した試合の映像を繰り返しチェックしたという。
アイアネッタは「ストライクゾーンの低めの球は振ってはいけない。もしも、振ったら田中は大きなアドバンテージを手にすることになる」と説明し、速球と同じフォームでホームベースの手前で急激に落ちる田中のスプリットに対して警戒を強めている。
「どんなボールかは頭で理解できるし、分析もできるけれど、バッターボックスに立つまでは実際どんなボールなのかは分からない。どのようなボールなのかを見てみたい。(田中は)すごくいいピッチャーのようだ。最近の試合でそれを証明している。楽しみだよ」
アイアネッタはそうコメントしている。
7年契約総額1億5500万ドルのルーキー右腕は4試合で3勝0敗。35奪三振でわずか2四球、防御率2・15と圧倒的なインパクトを残している。ESPNで全米中継される注目の一戦を前に、エンゼルス打撃陣の警戒は相当高まっているようだ。