気象予報士として今春フジを降板した石原良純が、今秋テレビ朝日に移籍し、息を吹き返すことになった。

 良純は'97年に気象予報士に合格。その後父親・慎太郎東京都知事(当時)の威光も利用し、'01年からフジ系『スーパーニュース』のレギュラーにもぐり込んだ。 
 '01年4月から'13年3月まで『ズバリ!お天気』を12年間も担当、フジ気象予報士の顔となった。
 「オリコンでは、'04年から連続3年、好きな予報士としてトップに選ばれたほど人気者だった」(番組制作関係者)

 その後、合格率5%で合格困難といわれる気象予報士は“人気職種”となり、その数も激増。あきられた良純は、大谷智一予報士にそのポストを奪われてしまったのだ。
 「石原良純の解説は明解だったが、本人は予報士だけに専念せずバラエティーなどに出過ぎた。そのため、解説内容の説得力が低下していった」(芸能界事情通)

 また父・慎太郎が都知事をやめ『維新の会』の共同代表に就任。先日、軽い脳梗塞で倒れ、政治力が以前より弱まった。フジも“人質”石原良純の利用価値はないと判断し、“放出”したとの見方もある。

 そんな良純の再就職先が今秋のテレ朝系新番組『みんなの疑問 ニュースなぜ太郎』。毎週の土曜日朝6時から8時までの早朝番組である。共演はTOKIOの城島茂。
 「良純は週末の天気予報やニュース、スポーツなどを伝えるが、やはり得意の天気予報に割く時間が多くなるでしょう」(前出・芸能界事情通)

 一方では、こんな声も聞こえてくる。
 「良純はフジ時代、毎日出ていたのでギャラは年間5000万円程度。優雅な生活が送れた。だが、テレ朝は週一の早朝出演。夕方放送のフジの看板放送番組とはまるで違う。ギャラも1回推定30万円程度でしょう」(前出・番組制作関係者)

 石原ファミリーの凋落を表す良純の“再就職劇”といえまいか。