呉伯雄氏18日大陸へ  習体制発足後初の国民党訪問団

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(台北 16日 中央社)中国国民党名誉主席の呉伯雄氏(写真)は18日中国大陸を訪問、福建省で開催される世界客家人大会と広東省梅州市で行われる客家文化芸術祭に出席する。中国共産党第18回大会で大陸新指導部発足後、国民党からの初の大陸訪問団となる。

北京では15日、習近平総書記を中心とする中国共産党第5世代指導部が発足、国民党名誉主席の呉伯雄氏と連戦氏はそれぞれ、胡錦涛前総書記と習近平総書記に祝電を送った。これに対し、胡氏と習氏も返電している。

呉氏は18日からの大陸訪問で世界客家人懇親大会に出席するほか、ルーツのある福建省龍岩市永定県へ赴き、先祖の墓参りをする。また、呉夫人の戴美玉氏も同じく広東省梅州市蕉嶺県へ先祖の墓参りに初めて赴く。

呉氏は2000年にも福建省で開催された客家人関連行事に出席しているが、当時、中国共産党福建省委員会副書記はたまたま習近平氏で、その時に面識ができたという。